カメラ」カテゴリーアーカイブ

Ai AF Nikkor 24mm F2.8S

久々にニコンの機材を購入。オークションで見つけた24mmの単焦点レンズだ。

古いレンズで詳しいことはわからないが、おそらくニコン初のAFカメラ「F-501」とほぼ同時期に発売になったレンズだと思われる。AFカプラーを介してカメラ内のモーターで駆動する懐かしのオートフォーカスレンズである。購入した個体はおそらく製造から20年近く経ているんじゃないかな。でも外観はとてもきれいでレンズにカビやゴミが見当たらず、状態は非常に良い。大事に使われていたんでしょうな。D300に着けてもまったく問題なく動作する。
最近のニコンのレンズはAF駆動モーターや手振れ補正機能を内蔵しているため、モデルチェンジのたびに大型化する傾向がある。その分性能はいいのだろうが、買っても持ち出すのが億劫になり、宝の持ち腐れになりそうで購入意欲がわかないんだよね。もっとこういうコンパクトなレンズを出して欲しいよ。いや本当に頼みますよ、ニコンさん。
それはさておき、近所の公園に試し撮りに行ってきたのだが、このところオリンパスの小型カメラばかり使っていたので、D300の重さがけっこう堪えた――――小型の単焦点を着けてもこの重量かよ!みたいな(笑)


う~む、きちんと絞るとシャープに写るのはいいのだが、(縮小画像では分かりにくいですが)絞り開放でのボケ味がちょっと硬い感じがするな。F8くらいに絞ってカチッとした写真を撮るのに向いている気がする。まあ、もともとそういう写真用の広角レンズだしね。

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鈴鹿2&4レースとオリンパスとニコン

4月14・15の両日、鈴鹿サーキットで開催された「鈴鹿2&4レース」に行ってきた。本格的なレース観戦は、自分の記憶が確かなら、1996年の「鈴鹿1000km耐久」以来だ。今回のイベントは二輪と四輪のレースが同日開催されるということで「2&4」というネーミングなのだが、二輪は「2012 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦」、四輪は「2012 フォーミュラ・ニッポン第1戦」とその下位カテゴリーの「フォーミュラ3選手権」が行われた。
鈴鹿に行った最大の目的はレースの写真を撮ることで、主に8月のGTカーレースをターゲットにした機材のテストと撮影ポイントの下見。持って行ったカメラ機材は、14日の予選はオリンパスOM-D E-M5、15日の決勝はニコンD300。
昔はフィルムの残り本数を数えながら控えめにシャッターを押していたけど、今は大容量のメモリーカードを使えば大量に撮影可能なので、両日で合計で5000ショット以上も撮っちゃったよ(笑)

14日のFニッポン練習走行。あいにくの雨で路面はウェット。

午後になって天気は晴れ。
これはF3選手権の第1戦決勝。F3は14日に第1戦、15日に第2戦のダブルヘッダー。

午前中に行われる予定だった二輪の予選がトラブルで午後に延期。
おかげでドライ路面で走ることができた。

翌15日日曜日。
F3選手権第2戦決勝の様子。

続いて二輪の決勝。

最後にFニッポン・ラウンド1決勝。

レースを制したのはこの車。
ドライバーは元F1ドライバー中嶋悟の息子、中嶋一貴選手。
ちなみにお父さんの悟氏は一貴選手とは別チームの監督としてFニッポンに参戦している。
(もちろん今回の鈴鹿にもいました)

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OM-D購入

買っちゃった、買っちゃった、OLYMPUS OM-D E-M5

いやあ、これは思っていたよりも小さいね。
PENと並べるとこんな感じになる。
キットレンズが長いのでその部分でボリュームを感じるけどボディだけ比較するとほぼ同じ大きさだ。ペンタプリズム風の出っ張りは液晶ファインダーで、背面の液晶モニターと同様にホワイトバランスや露出補正等の設定を変更すると、それがすぐに反映されて確認できるのが便利だ。
なお、PENの上に乗っているのは、オプチカルビューファインダーというたいそうな名前が付いているただの覗き窓である(笑)

今回は縦位置レリーズ付きのバッテリーグリップも一緒に購入した。これの面白いところは、バッテリーを外してグリップだけ装着が可能なところ。
コンパクトなまま保持しやすくしたいときはこんな感じにするといいだろう。シャッターボタンが二つになってしまうあたり、昔のワインダーやモータードライブを思い起こさせる。

追加バッテリーを着けるとこんな風になる。これでもNikon D300よりも一回り小さい。

E-M5にはフラッシュが内蔵されていないけど、外付けフラッシュが標準で同梱されていた。着けると上の写真のようになる。なんかもう後付け感バリバリですな(笑) 多くの場合、外付けフラッシュは別途電池が必要だけど、これは本体から電源が供給されるようで電池が要らない。

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LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S

サーキットでレースの写真を撮る場合、かなり離れた位置から被写体を狙わなければならないため望遠レンズが必須だ。昔は500mmの望遠ズームを使っていたが、それでも長さが足りないと感じていた。できれば600mmくらいあればいい。もっとも、長すぎる望遠レンズは手ブレを起こしやすいので、焦点距離が長ければいいというものでもなかった。当時は手ブレ補正技術を搭載したレンズやカメラが全然なかったし・・・・・でも、まあ、最近はほとんどの望遠レンズに手ブレ補正機能が搭載されているか、あるいは、カメラ本体にその機能があるわけだし、超望遠に手を出しても大丈夫だろう。
というわけで買いました(笑)
LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S
http://panasonic.jp/dc/lens/lumix_g_vario_100-300.html
パナソニックの製品だけど、オリンパスと同じマイクロフォーサーズ規格で作られているため、オリンパスのボディでも問題なく使用できる。
E-P1に付けるとこんな感じになる。

焦点距離は100-300mmとなっているが35mmフィルム判換算で200-600mmの超望遠ズームだ。写真では大きいレンズに見えるが、E-P1のボディが小さいためそう見えるのであって実際はこの手のレンズとしてはコンパクトなほうだ。重さは1kgもない。
このレンズには手ブレ補正機能が付いているが、オリンパスのボディのほうにもセンサーシフト式の手ブレ抑制機能がある。両方効かせるとたがいの足を引っ張り合って役に立たなくなるんじゃないかという懸念があったものの、そんなことは杞憂だった。ただ、両方効かせたからって効果が2倍になるわけではないようだ。どちらか片方だけONにした場合、レンズ側ONのほうが効果が高いように感じられる。
今日、テスト撮影をしてみたけれど、天候等の条件があまり良くなく、公開できるレベルの納得のいく写真が撮れなかったので、またの機会に紹介しようと思う。

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カメラ趣味再起動に臨んで

ひと頃はカメラやレンズを無計画に買っては大してうまくもない写真をブログなどにアップして自己満足に浸っていたが、ここのところは全然だった。
ところが、Nikon D800やOLYMPUS OM-Dの発表を機に沈静化していたカメラ熱がまたもやフツフツと湧いてきた。D800は値段が高いこともあってスルーするつもりだが、OM-Dについてはもはや買う気満々である。もちろんはカメラをただ購入するだけではなく、手に入れたら写真を撮りたい、撮ったからには誰かに見てもらいたい。だから、またちょくちょく写真をブログにアップしていくつもりだ。
でも、なんとなく撮った写真を適当に公開していては、そのうち飽きてしまうだろう。だから、今回はテーマを決めて写真を撮っていこうと思っている。目的を持っていれば、購入する機材も絞れるため、あれもこれもと機材を買いまくって金欠に陥ることもないはずである。
そのテーマであるが、いま考えているのは、レース。自動車レースである。
レースの写真は、まだデジタルカメラが無いころにフィルムカメラで撮っていたことがある。しかし、インターネットなどというグローバルな世界が存在することすら知らず、フィルムで写した写真をプリントし、誰かに見せるでもなく、本当に自己満足だけで完結していた。だからその頃のことを思い出して、今回は満足のいった作品をブログで人に見てもらおうと思いついたのである。名古屋は鈴鹿サーキットに通いやすいし、遠出すれば富士スピードウェイもあるしね。
さらに、である――
レースといっても目の前を走っているレースカーをただ撮るだけではつまらない。ここはひとつ、あるチームのある車を追っかけてみようと思う。その車とは・・・・・
グッドスマイルレーシング初音ミクBMW
http://supergt.goodsmileracing.com/
・・・・である!!!!
日本のサブカルチャーの代表選手ともいえるバーチャルアイドル・初音ミクが描かれた、この痛車GTカーを(個人的に)フィーチャーしていくのだ(笑)
というわけで、ターゲットを8月の「SUPER GT 鈴鹿ポッカ1000km」に定め、ベストショットをゲットするために準備していこうと思う。とりあえずは4月に鈴鹿で行われるフォーミュラニッポンで昔の勘を取り戻すのと、レース場の下見、その頃に手に入っているであろうOM-Dのレスポンステストをし、8月の本番をニコンで撮るかオリンパスで挑むか検証するつもり。レース場では撮影ポイントを探して歩き回るので、体力をつけておかないとな。このところ運動不足気味だからそれがいちばん問題だったりして(笑)

OLYMPUS OM-D E-M5

噂は本当だった。
OLYMPUS OM-D E-M5

http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/
「OM-D」が「PEN」みたいなブランド名で「E-M5」が型式のようだ。「5」から始まるのは、かつてのOMシリーズがOM-4で終わっていたからなのかもしれない。
外観はペンタプリズム風の液晶ファインダーを備えるなど、まさにOMシリーズにそっくりで、マイクロフォーサーズ機では初となるバッテリーグリップもOMシステムのワインダー(フィルム自動巻き上げ機)のようで、徹底してOMシリーズをリスペクトしている印象。
性能については、公式サイトのスペック表を見る限りでは、充分すぎるくらいだ。個人的には動画機能はいらないけど、静止画を綺麗に写せて、動画もHD画質で録れるのだから、子育て世代は下手なハンディカムを買うよりはこっちのほうがいいかもね。

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Nikon D800

ニコンのカメラは2007年に買ったD300がいまだに手元にあるが、正直言って、大きくて重いカメラを持ち出すのが面倒になったせいもあってあんまり使っていない。勢いで買ったレンズ群も5本だけ残して売ってしまった。代わりに持ち出しているのが小さくて軽いオリンパスのE-P1なのだが、画質勝負で写真を撮りたい時はやっぱりニコンでいこうかと考える。オリンパスの画質も悪くはないのだけれど、やや赤みが強くて自分のイメージとはちょっと違う画ができてしまうことがある。ニコンのほうが自然な色合いで綺麗に感じるのだ。
D300はAPS-Cサイズのセンサーを搭載したDXフォーマットのカメラだ。ニコンにはFXフォーマットという35mmフィルムと同じサイズのセンサーもあり、D3などのプロ用カメラに採用されて、さらにアマチュア向けにもD700というカメラも発売していた。FXフォーマットのセンサーは受光素子が大きく、S/N比とダイナミックレンジの点で有利な上、高感度でノイズが少ないという特徴がある。まあ、簡単に言えば画質が良いということだ。そういうわけだから、画質勝負のカメラとして使うならDXのD300よりはFXのD700がいいかもな・・・などと心の底で思っていた。でもレンズ無しの本体だけで20万円近くするカメラをそう簡単に買えるわけねえでしょ。
で、本日D700の後継機のD800が発表となった。

http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d800/
3630万画素のFX機。D800とD800Eという違いがよくわからない二本立て。もし買うなら安いEが付いていないほうだな・・・ま、買わないけど(笑)
何故買わないかって言うと、これだけ高画素になると、写真をとった後のRAW現像などの画像処理がパソコンのパワー不足で時間がかかりそうだからだ。単純計算でRAWデータは40MB近いだろう。一回の撮影で100枚撮ったら4GB。JPEG撮って出しでも1枚10MBくらいするんじゃないの?・・・と思って公式サイトのサンプルを見たら20MBあるじゃねえか! これじゃHDDもすぐにパンクしそうだ。D800をうっかり買っちゃったらパソコンも買い替えになりそうで恐い(笑)
えっ? 買わないのにどうしてブログの記事にするのかだって?
ふっふっふ、よくぞ訊いてくださいました。何を隠そう、D700ユーザーの皆さんがD800に買い換えて中古市場に大量のD700が出回り、供給過剰で値下がりするのを期待してのことなのです。中古で10万くらいなら本気で考えちゃうよ、D700(笑)
でも、まあ、OM-Dも非常に気になっているので懐具合次第なんだけどね。

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OM復活の噂

巨額の損失隠しが発覚し、信用失墜の憂き目に会っていたオリンパスだが、どうにか上場廃止は免れ、春の臨時株主総会で役員が交代して、経営再建に着手していくようだ。でも、単独で、というわけにはいかず、どこかの企業と資本提携するという噂も散見される。昔からオリンパスのカメラが好きだった自分としては、引き続きカメラ部門も維持して華麗に復活していただきたいものだ。
そんな中、聞こえてきたのが、かつてのオリンパスカメラの中核だったOMシリーズが復活するのでは?という噂だ。ミラーレス一眼カメラのさきがけとなったマイクロフォーサーズのPENシリーズの上に位置するブランドとして「OM-D」なるカメラが開発中で、しかも2月に発表するかもしれないという。
http://japanese.engadget.com/2012/01/23/om-d/
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120120_506268.html
http://www.43rumors.com/about-two-fake-om-d-designs-and-sony-sensor-rumors/
ごたごたの真っ最中のこの時期に新製品を大々的に発表するなんてちょっと考えにくい。しかし、経営陣が交代した春頃にオリンパス再生の象徴として、新ブランドを打ち立てることはありえなくもない。
予想画像では外観はOM-1そっくりで、個人的にはこのままのデザインで出るなら是非とも手に入れたい。今後の情報に注目だ。

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オリンパスのカメラがなくなってしまうかもしれないから

これを書いている現在、オリンパスが90年代のバブル崩壊で生じた有価証券の損失を20年近く隠し続けてきたということが盛んに報道されている。カメラ部門はいまいちだけど、医療部門で高い利益を得ている優良企業だと思われていたのに、巨額の負債を抱えていたことが分かり、信用は失墜。株価は連日のストップ安で問題発覚前の五分の一までに急落。果ては上場廃止か倒産か?という状況まで追い込まれている。
昔からのオリンパスファンからしたら、なにやっとんねん! と怒りを通り越して呆れてしまう。技術的には独創的で良いものを持っているのに非常に残念だ。
しかし、オリンパスユーザーとしてはここでひとつの懸念が生じたわけだ。
一度失った信用は並大抵のことでは元には戻らない。風評に流されやすい一般消費者はオリンパスの製品を買わなくなってしまうだろう。つまり、もしかしたら不採算のカメラ部門を切り捨ててしまうんじゃない? そうなったらもう純正品は手に入らないんじゃない? ならば手に入れることができるいまのうちに買っちゃおうか・・・。
というわけで買いました(笑)。E-P1用のレンズ2本。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

どんな画が撮れるかはまた後日。
なんでレンズなのかというと、オリンパスのサービスが終了し、カメラ本体が壊れて修理不能となってもレンズは同じ規格を採用しているパナソニックのカメラで使えるからだ。本当は最新型のPENも欲しいけど、もうちょっと様子を見ようと思う。
それにしても、オリンパスは今後どうなってしまうのだろうか? 個人的にはカメラ部門も引き続き保有しながら再建してほしいところなんだけど……。とにかくファンとして動向を注視していこうと思っている。

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「PEN」がやってきた

不景気でボーナスもアレなのに、やっぱり買ってしまった、OLYMPUS PEN E-P1。パンケーキと呼ばれる薄型の単焦点レンズとズームレンズが付いたダブルレンズセットに、小型の外付けフラッシュを追加して、支払はカードで一括払いだ(笑)。色はオーソドックスにシルバーにしておいた。

レンズはパンケーキレンズが一本あればよかったのだけれど、せっかくのレンズ交換式のカメラなので二本あったほうがいいかな~、と、後から冷静になって考えるとバカバカしい理由でダブルレンズセットとなった。フラッシュはそもそもE-P1に内蔵されていないので追加したのだが、これも後で考えてみると、それほど必要なものではないような気がする。ま、会社の社内旅行や忘年会なんかでカメラマンを頼まれることもあるので、そんなときにフラッシュも活躍するだろう。
小型軽量が売りのE-P1だが、箱から出してみると「それほど小さくはないな」という印象を受けた。というのも、普段持ち歩いているコンデジと比較してしまうからで、重量級のNikon D300と並べてみると、やはり小ささが際立つ。ボディは堅牢な造りの金属製で見た目から想像するよりも重量がある。E-P1と同じく小型軽量を謳い文句に発売されたE-410との比較写真を載せられればよかったのだが、残念ながらE-410はE-P1購入の金策のためにオークションで売却したのでもはや手元にはないのであった(笑)。
ズームレンズを着けるとこんな感じ。しかし、これは未使用時の形態なのだ。

撮影可能状態にするとこんなに伸びる。しかもこれが一番短い状態。ボディが小さくてもレンズがこれじゃ扱い辛いなあ。

薄型のパンケーキレンズを着けると、昔のレンジファインダーカメラのようなレトロな外観と大きさになる。通常はこの状態で使って、ズームレンズは本当に必要になったときのみ装着するのがいいだろう。

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