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ASUS Chromebook flip C100PA

2年くらい前にacerの「Iconia W4」というWindowsタブレットを、主に外で「艦隊これくしょん」を遊ぶ目的で買った。
買ったは良いが、このIconiaは、フリーズして動かなくなったり、通信が切れたり、シャットダウンに失敗したりとどこか動作が不安定だ。それらは頻発するわけではなく、忘れた頃に発生してがっかりさせられる。艦これはブラウザ上で動くネットゲームで、セーブデータはサーバーにあるので、パソコンが故障してもセーブデータがぶっ壊れたりはしない。だからといって強制的に中断させられるのは良い気分はしない。もうしばらくしたら「Android版艦これ」がリリースされて、スマホでも遊べるようになるので、それまで騙し騙し使うかな、と半ばあきらめていたところ、「Chrome OSでAndroidアプリが動作可能になる」というニュースを聞いた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/20/news067.html
http://www.gizmodo.jp/2016/05/20chromebook_androidpc.html
Chrome OSとAndroidが統合されるのではないかという噂が前からあったけど、こういう形で決着したのだね。
Chrome OSはChromeブラウザを動かすことに特化したOSで、低スペックPCであっても快適に動くところが売りだ。家には据え置き型のChromeboxがあってその辺のところはよくわかっている。アプリが少ないのがネックだけど膨大なandroidアプリが使えるようになるなら利便性は大幅にアップする。「Android版艦これ」も動かせるかもしれないし、というかAndroid版にこだわらなくてもChromeブラウザ上で普通に「艦これ」を遊べるじゃん。
そんなわけで、小型で軽量、できればタブレット型のChromebookがあればIconiaと代替してもいいな、と調べてみたところ、ありました。そんでもって買いました。
ASUS Chromebook flip C100PA
https://www.asus.com/jp/Notebooks/ASUS_Chromebook_Flip_C100PA/

完全なタブレットPCではないが、液晶がタッチパネルになっていて、キーボードを360度回転させればタブレットスタイルで使うことができる。欲をいえば液晶画面とキーボードを分離できればよかったのだけど、まあいいでしょう。画面はIconiaの8インチに対して10インチになったので二回り以上大きくなった。重さは1kg以下だけどIconiaの400gより2倍重い。取り回しは悪くなったが、動作はWindowsよりも軽快で「艦これ」もサクサク動く。winタブでは通信時にパケット詰まりのような症状が出ていたのだけれどChromebookにはそれが無い。なにげにイライラしていたのでこれは嬉しい。Officeソフトはオンライン版のMS Officeが使えるので特に不自由しない。Androidアプリが使えるようになったらAndroid版のExcelやWordに切り替えてもいいだろう。バッテリーについては自分の使い方では3日充電しなくても大丈夫。
いやあ、何と言うか──これは思ってた以上に便利で快適ですよ、奥さん!
結局のところIconiaで出来ていたことはほとんどChromebookでも出来てしまった。大きさと重量が増えたのはモバイル機器としてはマイナスだけれど腕が千切れるほど重いわけでもないので良しとしましょう。
というわけで、Chromebookはこのまま使って、Chrome OSがAndroidアプリに対応した時点で、またレポートしてみようと思う。

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古いノートパソコンにChromium OSを入れてみた

現在、自分の手元に使わないパソコンがいくつかある。壊れているわけではなく、より新しく高性能のパソコンを買ったためお蔵入りとなったものだ。しばらくは新しいPCの予備機として保管していたものの、それも順繰りに更新されて、古いのは押入れの肥やしとなっている。中には10年以上前に買ったものもあり、中古屋に売っても二束三文にしかならない。かといって死蔵しておくのももったいない。それならばなんとかウェブ閲覧専用にするなど用途を限定して活用しようと考えた。

使い道をウェブ閲覧に限定するなら余計な機能は要らないから、OSをLinuxなどの軽いものに入れ替えたいところだ。しかし、最近のLinuxはWindowsやMacOSを追いかけるように多機能化の道を歩んでいて、昔のように「Linux = 軽い」という図式はあてはまらなくなってきている。実際、会社の古いパソコンにUbuntuというLinuxのディストリビューションを入れてみたことがあるが、なんか動作がすごいもっさりしていて、GUIで操作するにはなかなかつらいものがあった。そのときは開発用のデータベースを構築するのが目的だったのでGUIはなくして、昔ながらのコマンドラインで扱うことになった。

そうはいってもディストリビューションによっては軽いLinuxもあるようだからいろいろ調べていたのだが、それとは別にGoogleがChromeブラウザを動かすためだけのOS「Chrome OS」を作っているのを思い出した。Chromeブラウザを通じてGoogleのサービスを利用し、全てをオンラインで処理するというコンセプトのOSだ。ローカルストレージは必要最小限しかなく、大容量はクラウドでまかなうというのだから徹底している。うむ、ネット限定ならこれでいいじゃないですか。幸いオープンソースなので開発用の亜種「Chromium OS」なら無料で手に入れることができる。しかも親切なことにビルド済みのデータを公開しているサイトもある。
そんなわけで、こちらのサイト(http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1408/27/news046.html)を参考に、まずはお試しでUSBメモリにChromium OSのブートイメージをコピーしてUSBブートで動かしてみることにした。

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