DPF再生」タグアーカイブ

デミオXD インジェクター交換のその後

3月の初めごろにDPF再生が頻繁に発生する現象の対策としてデミオのインジェクター(燃料噴射装置)を交換した。

その効果のほどはどうだったのかというと次の通り

DPF再生間隔(走行距離km)
349.6
323.8
308.0
324.5
299.1
282.8

納車時に聞いた正常値が200km前後とのことだがそれよりも大幅に長くなっている。つまり一応改善されたと言っていいだろう。1~2日に1回の頻度だったのが週に1回くらいになって燃費も3km/l程度良くなっている。前の記事でも書いたが、エンジン音が静かになって快適度もアップだ。

とはいえ、上の数値を見ると徐々に間隔が短くなってきているの気になるところだ。

そんなわけでDPF再生の頻度が極端に多くなっているデミオオーナーは一度ディーラーに相談してみてほしい(処理の間隔が走行150km程度ではまだ正常の範囲内と言われるかもしれないので注意)。これは異常かな?と気になって燃料添加剤を入れるなどの小手先の対策をしてもほとんど効果がない。インジェクター交換などの根本的な対策をしなければ改善は難しいということだ。

デミオXD インジェクター交換

二週間ほど前になるが、ディーラーでオイル交換とリコール対策をやってもらった。
リコールの内容は下のリンク先の通り
http://www2.mazda.co.jp/service/recall/ra/20180129001/

それとは別に、作業の前にDPF再生の間隔が走行100km以下と短いことを伝え、不具合かどうか調べてほしいと頼んだ。

ブログの記事にしたこともあるが、DFP再生が頻繁に起きるのは去年からで、エンジン内部の洗浄効果のある燃料添加剤を入れるなどいろいろ試したものの大きく改善されることはなかった。でも、一度高速道路で長距離を走ったらある程度改善されたので放っておいたところ、季節が変わって寒くなるにつれ再びDFP再生の間隔が短くなってきた。
自分は通勤で毎日60kmほど走るのだが、酷いときには毎日再生が始まっていた。正常値がおよそ200kmであることを考えると、いくらなんでも頻繁過ぎる。再生中は燃料を余分に噴射して煤を燃やすので燃費が悪くなるし、燃え切らなかった軽油がオイルパンに落ちてエンジンオイルの量がどんどん増えていくからオイル交換も頻繁にしなければならない。

結果として燃料噴射装置(インジェクター)を交換することになった。
メカニックの話によると、何らかの原因で燃料噴射がうまくいかずに不完全燃焼となり、煤が多く発生してDFP再生頻度が多くなるのではないかと言う見解だった。なので燃料噴射装置を交換して様子を見るとのこと。

で、昨日交換してもらったのだが、まず気付いたのはエンジン音が静かになったことだ。交換前はアイドリング時にディーゼル特有のガラガラ音が車内に聞こえてきたけど、交換後はほとんど聞こえてこない。アクセルを踏み込んだ時の「ガーー」という音もマイルドな感じに変わっている。部品交換前に聞こえていた音が異常燃焼が原因で発生していて、交換後に正常に戻ったのならDPF再生の頻度も正常になるかもしれない。

この記事を書いている時点ではDPF再生が発生していないが、1ヶ月ぐらい注視して、どうなったかをレポートしたいと思う。

デミオXDに「ワコーズF-1フューエルワン」を試してみた

デミオXDのDPF再生の間隔がだんだん短くなっていく現象の対策として、エンジンオイルを交換したら改善するのではないか?と以前の記事で書いたが、結論をいうと、ほとんど効果は無かった。その後も再生処理の間隔が短くなって最近は走行距離100km以下で始まることが多くなった。寒いとDPF再生の回数が増えるとのことだが、暖かくなっても変わらず、エンジンに負荷をかけない運転や、逆に負荷をかける運転をしたりで、試行錯誤してみるもやっぱり変わらない。

何か他にできることはないかとネットを検索してみると、同じような症状のデミオがディーラーでインジェクターを交換してもらったら直ったという記事を見つけた。インジェクターは燃料噴射装置のことで、この内部に微細なゴミが溜まったりすると燃焼不良が起きて煤が出やすいとのこと。

ふむ、ならば、部品交換するまでもなくインジェクター内部を清掃すればいいんじゃね? とはいっても当然ながら内部をゴシゴシと掃除することはできない。しかし、世の中にはエンジン内部を清浄するアイテムが存在する。燃料に混ぜて徐々にエンジン内部の汚れを落とす添加剤だ。

この手の製品は古いエンジンを新品の状態に近づけるために使われることが多いようだが、新しいエンジンを長持ちさせるために予防的に使っている人もいるようだ。デミオのDPF再生の不具合に効果があるかはわからないが、その原因がエンジン内部の汚れにあるなら、あるいは良い方向にいくかもしれない。なので試してみることにする。

そんなわけで、Amazonで評価が高いワコーズの「フューエルワン」をカー用品店で購入。これはガソリンでもディーゼルでも使える燃料添加剤だ。青い金属のボトルはエナジードリンクのようだが、蓋を開けてにおいを嗅いでみると結構きついシンナー臭がする。なるほど、この溶剤で汚れを溶かして落とすんだな。使用法は燃料30~60Lに対して一本(300ml)投入するだけ。デミオXDの燃料タンクは44Lなので満タン給油時に一本使えばいい。2~3回連続使用すると効果が高いようなので今回は2回使ってみることにする。

続きを読む

デミオXDのオイル交換

納車時にレポートして以来のデミオだが、特に何事もなく順調に動いている。
その後、燃費については注視していたが、私の環境下ではだいたい18~19km/hくらいで推移している。メーター内の燃費表示では20km/hとなっていても満タン方で計算すると18~19km/hとなる。まあ、4WDで重量が重いのでこんなもんじゃないでしょうか。運転者の体重も多めだし(笑)

エンジンオイルの交換は6か月点検時にディーラーで1回やり、その時点の走行距離がおよそ7000kmだった。納車の時、5000km走行か半年毎にオイル交換したほうがいいと聞いていたけど、それより2000km余分に走ったわけだが、特に不具合はなかった。ただ、DPF再生の間隔がおよそ200km毎から150km毎くらいに短くなっていて、点検から帰ってきたら元に戻っていたので、もしかしたらDPF再生の間隔が短くなるのはオイルの劣化が原因なのでは?と頭の片隅で疑問に思っていた。

それで、ここ最近、またDPF再生間隔が短くなってきた(だいたい180km)ので、試しにオイルを交換することにした。

今回は、ディーラーの整備工場では無く、よく行くカー用品店でやってもらった。オイルの銘柄はショップにお任せで、グレードだけ「DL-1」に指定させてもらった。というか、納車の時にディーラー以外のお店でオイル交換可能か?と尋ねて「DL-1」グレードのオイルならOKという返答をもらっていたのでそれに従っただけだ。ちなみに「DL-1」以外のオイルを入れると排気系の部品が壊れたり、正常に機能しないとのことなので、マツダのクリーンディーゼル車を乗っている人は気を付けてください。まあ、そこらのお店じゃなくてディーラーでやってもらうのがいちばん安心だけどね(笑)

オイル交換の結果、DPF再生の間隔がどうなったかはまた後日書きたいと思う。

デミオXD1週間経過

デミオが納車されて1週間が経った。通勤で毎日乗っていたので、その間に気付いたことを書いておこう。

ファーストインプレッションとして出だしが鈍いと書いたが、乗っているうちにモッサリ感がなくなり、運転しやすくなってきた。機械の各部品が馴染んできたのか、コンピューターがドライバーの癖を学習したのか、はたまたドライバーが車に順応したのか定かではない。

前回の記事では静粛性に付いて書かなかったけど、加速時のエンジン音はガソリン車より大きく、トラックが加速するときのような「ガー」という音が聞こえてくる。それ以外は前車のアクセラとあんまり変わらない。

些細なことだが、アクセラのオートエアコンは内気循環と外気導入の切り替えまで自動だったけど、デミオはそこは自動ではなくなった。

ディーゼルエンジンは大気汚染の原因となる粒子状物質を排出し、昔はそれが黒煙となって目に見えていた。いかにも地球や人間に悪そうだったのでディーゼルエンジンのイメージはだだ下がりになり、乗用車からはディーゼル搭載車がほぼなくなってしまった。近年のクリーンディーゼルエンジンはこの粒子状物質をフィルターで濾し取り、大気中に出さないようにしている。このフィルターがいわゆる「DPF(Diesel particulate filter)」だが、放っておくとフィルターが目詰まりして機能が低下してしまうため、溜まった粒子状物質を燃焼させてクリーニングする必要がある。これが「DPF再生」である。
デミオXDのエンジンもクリーンディーゼルなのでDPF再生を行っている。実行のタイミングはおおよそ200km走行が基準で、状況によってはこの距離が長かったり短かったりするらしい。自分のデミオもだいたい200kmくらいでDPF再生が始まった。DPF再生は15分くらい続き、その間、アイドリングストップがはたらかず、煤を燃やすために燃料の噴射量が増えて、燃費が悪くなる。ドアを開けるとよくわかるが、エンジンルームの下部から熱気が吹き出し、何かが焼けるような臭いもしてくる。再生中にエンジンを切るとしばらく冷却ファンが回り続けるらしいが、これはまだ体験していない。

満タン法で燃費を計算出来たので報告しておくと、400.9km走行で給油量25.4L、つまりデミオの燃費はおよそ15.8km/Lということになる。アクセラよりも幾分マシといったところか。ちなみにメーター内の平均燃費は18.1km/Lだった。2km/Lほど乖離しているが、アクセラの場合、満タン法とディスプレイの表示とほぼ一緒だったので、この点は「おや?」と思ってしまった。まだ1回しか計測していないので燃費については注視したほうがよさそうだ。

給油といえば、簡単なモディファイだが、給油口に誤給油防止リングを装着した。セルフ給油では自分がわかっているからいいとして、フルサービスのスタンドで給油するとき店員が軽油とガソリンを間違えてしまう可能性が無きにしも非ずなので念のため。

続きを読む