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CX-3 1.5Lガソリン車に試乗した感想

先日、デミオのエンジンをかけるとメーター内の警告灯が点滅しだした。レンチの形をしたオレンジ色のマークだ、

実は前にも同様のことがあり、燃料フィルターの水抜きを促す警告であろうと、特に不安に思ったりはしなかった。

これはディーゼル車特有のことであり、ガソリン車にはこの警告は出ない。こういったところがディーゼル車の面倒なところでもある。デミオの場合、走行2万キロ毎に警告が出るのだが、ユーザーを不安にさせる警告灯じゃなくて、マツコネのディスプレイに「燃料フィルターの水抜きの時期です」みたいなメッセージを出したほうがいいのではないだろうか。

それはともかく、ディーラーでリセットしないと警告灯は消えないため、マツダのお店にいって診てもらった。

作業の間、新車の試乗を勧められたので、CX-3の1.5Lガソリン車に乗ってみることにした。

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CX-3試乗

先日、アクセラの点検でディーラーに行った際に、今年の2月に発売になったマツダの新型車CX-3に試乗することができたので感想をちょっと書いておこうと思う。

CX-3は日本国内では1.5リッターのクリーンディーゼルエンジンのみで、ミッションがATとMT、駆動方法で2WDと4WDがそれぞれ選択でき、装備の違いで3グレードに分かれている。今回試乗したのは一番下のグレードの6AT車だ。2WDか4WDかは聞き忘れたので確かなことは分からないが、たぶん2WDだと思う。

ディーゼルエンジンはアイドリング時に特有のガラガラ音がするけど、CX-3でも御多分に漏れず、エンジンを始動するとガラガラと聞こえてきた。ただ、エンジンが温まってくると停車時はアイドリングストップでエンジンが止まるので、道路上でガラガラ音を聞くことはなかった。とはいえ、アクセラの例からすると、バッテリーの能力が低下する冬場やエアコンが全力稼働する夏はアイドリングストップが作動しないことがあるから、そのときはこの限りではないはずだ。

動き出すとアクセラより軽めのステアリングに違和感をおぼえたものの、走りの方は低速からトルク感があり、アクセラではマニュアルモードでシフトダウンするようなきつめの坂でもスイスイ登っていく。高速域で追い越し加速するような状況でもアクセラより力強く加速してくれるから驚いた。2リッターエンジンのアクセラもパワーはあるんだけど、そのパワーを発揮するには回転を上げなければならず、2000回転以下でちんたら走っている状態から前車を追い越すときは、自分で1段か2段ギアを落とすか、早めにキックダウンを誘って回転を上げて加速しなくてはならない。CX-3はそんなことを意識しなくてもグイグイ加速するから素晴らしい。低速から充分なトルクが出ているということなんだろうな。

営業氏によれば、アクセルオフ時のギア制御が改良されていて、速度を一定に保って走るのが楽らしい。だけど今回の試乗ではそれを実感することはできなかった。たぶんそういう地味な進化は実際にCX-3を買って、何回も運転するうちに気が付くんだと思う。

試乗したCX-3もそうなのだが、最近のマツダ車にはオーディオやナビ用の2DINスペースが無くて、代わりに「マツダコネクト」という車載コンピュータが搭載されている。マツコネ一台でパソコンやスマホのようにオーディオもナビもその他いろいろ何でもやらせようというコンセプトのようだが、ネットのユーザーレビューなんかを見ると、ボロクソに酷評されている。曰く「ナビが馬鹿」「勝手に再起動する」「フリーズして動かなくなる」等々。ネットではネガティブな情報が誇張される傾向にあるから完全に信用することはできないが、個人的にはフリーズや再起動はちょっと勘弁してもらいたい。だってコンピュータ関連のトラブルでいちばん厄介でムカつくのが、そういった類のものだからだ。

──で、今回の試乗で、ナビがおかしかったり、画面がフリーズしたといったトラブルはなかった。感想を無理矢理絞り出すならば「普通」の一言だ。ネットの評判の件を営業氏に訊こうかと思ったけれど、今回はやめておいた。そういうことは実際に買う段になって訊けばいい。そのころには改善されてまっとうなものになっているかもしれないからね。いま聞いてもしょうがない。

実はCX-3は次のマイカー買い換え候補の筆頭にある。あるいはデミオのディーゼルバージョンとか。他メーカーにも気になる車もあるにはあるが、CX-3を試乗してみてCX-3に対する気持ちというか、モチベーションのようなものが高まった気がする。でもまあ、まだ1年以上先のことなのでじっくり考えよう。

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