カメラ」カテゴリーアーカイブ

OLYMPUS OM-D E-M1

オリンパスOM-D E-M5は、画質については文句のつけようのないとても優れたカメラだが、二つの欠点があった。
一つは、操作性がいまいちなこと。
ボタン類が小さくクリック感に乏しいため操作ミスしやすいのだ。
もう一つは、動体撮影においてAFの追従性がよくないこと。
C-AFモードでは、狙った被写体に常にピントを合わせようとはするのだが、レンズをせわしなく動かしてピントのピークを探すので動きの速い被写体はなかなか合焦しない。
操作性については慣れで克服できるけど、AF性能だけはどうにもならない。だから、モータースポーツの撮影ではAF性能に優れた従来型の一眼レフを持ち出していたわけだ。しかし、Nikon D300やD800クラスとなるとデカくて重い。カメラ本体だけでなくレンズも馬鹿でかい。これが日頃運動不足気味のおっさんには結構きついのよね(笑)。真夏の鈴鹿1000kmなんて地獄だよ、いや、ほんとに。
動体に強い小型のミラーレス一眼ということでNikon1を去年の今ごろ買ったけど、これはどちらかというとスナップ写真向けのお手軽カメラで、本格的な撮影にはあまり向いていない。
でも、なんとかメインで使うカメラを小型軽量化したいと思っていたところ、やってくれました、オリンパス! 動体にも強い像面位相差センサー搭載のフラグシップカメラ「OM-D E-M1」発売!
実は2週間前にゲット済みだったんだけど、今まで使う機会がなくて、一通り動作チェックした後、カメラバッグに仕舞い込んだままだったのです(笑)
買ったのは高性能ズーム「M.Zuiko Digital 12-40mm F2.8 PRO」とのセット。オリンパス用レンズは単焦点をいくつか持っているけど、高性能なズームレンズは初めてかな。

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D800をモータースポーツ撮りで使用した感想

3月3日に鈴鹿サーキットのモータースポーツファン感謝祭に行ってD800がモータースポーツの撮影に使えるかどうか試してみた。
使用感に関しては、連写速度がもう少し速いといいなと思った以外はこれといって問題はなく、AFもしっかりとターゲットに食いつき、速度も申し分ない。これなら充分にやっていける。FXフォーマットではDXフォーマットのような望遠効果がないため焦点距離が足りないと感じることがあったが、そこはDXクロップ、1.2倍クロップを使うことでカバー。バッテリーはD300より消耗が早い気がしたが、同じ電池を使用するNikon1 V1のバッテリーパックを予備として持っていったので、気分的には余裕を持って撮影できた。
ただ、家に帰ってパソコンで画像をチェックしてみると、サムネイルや画面の大きさに縮小した画像ではいい感じでも、等倍に拡大して見ると甘い画像がかなりあった。甘さの原因はおそらくブレだ。流し撮りではシャッター速度をわざと落とすので、多少のブレは覚悟の上だが、これほど顕著に表れるとは予想外だった。D800みたいな高画素センサーのカメラは手ブレを拾いやすいとは聞いていたが、これほどとはねえ・・・・。

(縮小画像では上手くいったように見えても)

(等倍で見るとぶれている)
もちろんブレていない写真もあるにはあったけど、その割合は20枚に1枚くらい。今回のイベントでは800回くらいシャッターを切ったので、40枚程度しかしっかりと撮れていない。う~む・・・・・それって実用上どうなの? でも「縮小すれば充分実用になる写真」はもっとあるわけで、基本縮小して公開するWeb用途なら歩留まりはそう悪くはない。プリントも基本的に用紙に合わせて画像を縮小するので大丈夫だろう。
といっても、趣味とはいえ、撮るからには完璧な写真を撮りたいのが心情。D800で撮っても失敗を減らせるよう、撮影テクニックと機材をもう一度練り直してみようと思う。

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ドンケF-6

もう6年近く前になるが、カメラ本体とレンズ2本ほど持ち歩く目的で「ドンケF-3x」というカメラバッグを買った。キャンバス地の機動性に優れたバッグで、見た目以上に容量があり、いまでもカメラを持ち出すときはよく使用している。もちろん、先日買ったNikon D800でもこのバッグを活用するつもりでいた。
ところがである――標準レンズを装着した状態でD800を入れてみると、それだけでキツキツになってしまい、もう1本レンズを収納することができなくなってしまった・・・・というのも、D800がけっこう大きい上に、レンズがコシナ製の「Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF.2」という少し大きめのレンズだからだ。ズームレンズなら1本だけでもいいのだが、単焦点となると異なる焦点距離のレンズをあわせて持ち歩きたい。
そんなわけで、F-3xより容量のある、同じドンケ製の「F-6」を購入した。
素材はF-3xと同じキャンバス生地で色は黒を選択。
前面に大き目の小物入れ、蓋の裏にメモリカード等を入れるのにいい感じのポケットがある。
ちなみに最近ではあまり見なくなった「made in USA」


標準では田の字型のコンパートメントが付属。仕切りは取り外せる。


オプションの小型コンパートメントも一緒に購入した。


このように仕切りを取り払い、大きい気室にレンズを装着したD800、小さいほうに交換レンズを入れるつもり。


F-3xとの比較。ぱっと見のボリュームは同じくらいに見える。F-3xにはサイドポケットがあるので、その分メインの気室は小さい。


使い勝手は上蓋のとめ具が少々硬いのを除いて良好。この硬さはドンケの伝統のようなもので、共通の欠点でもある。ここにカラバリを装着して脱着しやすくしてみたが、金属が擦れて常にカチャカチャ鳴るのでやめてしまった。なにか上手い方法はないものだろうかねえ。

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Nikon D800 雑感

■3630万画素
3630万ピクセルという高画素がD800の売りである。
高画素であることのメリットってなんだろう。まず思いつくのは精緻な解像性能だ。細かいところまでクッキリ写る。画素が多いから当然といえば当然といえよう。あと、トリミング耐性が高いということ。画像の一部を切り取っても充分な画素があるから画質の劣化が少ないというわけだ。
――そして、
D800で試し撮りをした後、家で画像のチェックをしていると、あることに気が付いた。ブレたりピンボケした写真を除いて、どの画像にも不思議な立体感のようなものを感じる。それは画像を縮小しても感じるから面白い。こんなことは他のカメラでは経験したことがない。なぜなのだろう? 思案してはたと気が付いた。D800のセンサーは狭い範囲であっても多くの画素で細かく滑らかに光を捉えている。つまり画素の少ないカメラでは無視される微妙な階調をD800はしっかりと記録しているのだ。それが「不思議な立体感」として感じられるのではないだろうか――そう、これこそが高画素のメリットではないだろうか。
これはちょっと突き詰めて検証してみる価値があるかもしれないね。
■色彩
ニコンの標準的な画質設定は伝統的にコントラスや色味があっさりめなので、くっきりはっきりな画が好きな自分としては、この点についてはちょっと不満がある。でもまあ、ピクチャーコントロールの設定をいじって好みの画像が出来上がるように調整すれば問題ないだろう。
■露出
評価測光の露出制御は若干アンダー気味のような気がする。輝度差が大きい場面では明るい部分に引っ張られる傾向にあるようだ。白トビを防ぐためなんだろうけど、OM-Dでは逆に黒潰れ防ぐために暗い部分を明るくしようとするので、露出補正をするときはOM-Dと同じ感覚で設定すると失敗しそう。気を付けねば。
■レンズ
いまニコン用に持っているレンズは、古いDタイプレンズ3本(24mm,35mm,50mm)、望遠ズーム1本(70-200mm)、DX専用レンズ1本(18-200mm)、コシナ製カールツァイス2本(25mm,50mm)の計7本。とりあえず買い増しや買い換えは考えていない。ニコンはD800の性能を引き出すには最新のレンズ群を使うことを推奨しているようだが、最新のレンズは旧型より大型化しているので、システムをできるだけコンパクトにしたい身としては食指が動かない。ぶっちゃけ古いレンズでもなんら不足はないですよ。
■DXモード
デジタル一眼レフの撮像センサーはAPS-Cと呼ばれる小さいサイズが主流で、ニコンはそれを「DXフォーマット」と呼んでいる。D800のセンサーはそれより大きい35mmフィルムと同じサイズの「FXフォーマット」なのだが、DXモードはFXセンサーの一部だけを使用してDXフォーマットと同じ画角で撮ることのできるモードだ。
DXモードにするとファインダーに四角い枠が表示されて撮影範囲を教えてくれる。D800を買う前は、ファインダーをいっぱいに使うのではなく、小さい枠でフレーミングするのはやりにくいんじゃないかと思っていたが、実際に使ってみたらそんなのは杞憂だった。むしろ「写らない部分がファインダーで確認できる」のって動体撮影でめっちゃ有利やんけ! なぜってファインダーから目を離さずに被写体がフレームに入ってくるのを予測できるからだ。DXモードだと実質焦点距離が1.5倍になるし、連写速度も上がるし、レース撮影で大活躍するんじゃね? レース撮影は引き続きD300を主力にしようと思っていたけど、D800でも充分やっていけるかもしれない。今度試してみよう。

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Nikon D800 購入

ついに私もフルサイズデジタル一眼レフを購入。Nikon D800である。

なんでこの時期に?と思われるかもしれないが、前まえから手放そうと思っていた株を売却したところ、去年からの円安のおかげでそこそこの利益を手にすることができた。そんな泡銭でもデジイチが買えるくらいの金額があったわけで、それならばとD800購入に至ったのである。
手元にきていろいろいじってみたが、操作感はD300とほぼいっしょだけど、AFモードの設定の仕方やライブビューの切り替え方法が変更になっていた。ライブビューはあまり使わないのでどうでもいいけど、AFの切り替えは戸惑うなあ。まあ、慣れれば問題ないと思いますが・・・・。
D800のいちばんの特徴は3630万ピクセルの画素数だ。写真一枚RAWデータで30MB以上、圧縮データのJPEGでも15MBを下らない圧倒的情報量。正直こんなに画素いらねえよ!と思ってはいるものの、やっぱり高画素による解像感は目を見張るものがある。これだけ画素が多いとトリミングしても充分使えるしね。

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今シーズンの写真趣味計画

■撮影テーマ
昨年はモータースポーツを撮ることをテーマとしていたが、今年も引き続きサーキットに通おうと思っている。撮影場所はやはり名古屋から近い鈴鹿サーキットだ。他のサーキットにも行ってみたい気持ちもあるが、鈴鹿以外でいちばん近い富士スピードウェイでも一泊、場合によっては二泊しなければならず、宿の手配など少々面倒だ。若い頃なら車中泊でもなんでも平気だったけど、いまはしっかり休養をとらないとなかなか疲れが取れないのよ(笑)。
行こうと思っているイベントは、
4月「スーパーフォーミュラ第一戦」
8月「スーパーGT」
9月「WTCC」
11月「スーパーフォーミュラ最終戦」
もしかしたら10月の「F1」も行くかもしれない。
4月から8月まで間が空くが、都合がつけば、スーパーGTのテスト走行や、クラブマンレースも観にいくつもり。去年は二輪の「8耐」にも行ったが、ぶっちゃけ二輪レースには思い入れが湧かないので今年はパス。
■機材の追加・更新
機材については、フルサイズの一眼レフを買う予定。以前の記事でNikon D600を候補に挙げていたけど、いまは同じニコンのD800に傾いてきている。
レンズの購入予定は特に無し。
オリンパスについては今年後半に出るといわれているハイエンド機の動体撮影機能が大幅に強化されているなら購入を検討する。オリンパスのシステムは小型軽量だから、可能ならレース撮影もそっちを主力にしたい。これについてはまだ噂しか聞こえてこないのでどうなるか分かりませんがね。

Nikon 1 V1

いや、まあ、なんというか、無駄遣いするつもりではなかったんだけどね。
安かったんでついつい手を出してしまいました。

ニコンのミラーレス一眼カメラ「Nikon 1 V1」
やっぱいいわニコン!(笑)
オリンパスのOM-Dが多機能な上に画質が良くてすごく気に入っているのだけれども、オートフォーカスの追随性能がいまいちで、サーキット場でレースの写真を撮るというシチュエーションではあまり有効ではなかった。なので、AF性能の良い小型のカメラがあればいいなあ、と思っていたわけだが、そのニーズにぴったりはまったのが「Nikon 1」だった。でも、違うシステムの一眼カメラをいくつも持っていると、レンズを揃えたりで大散財しそうだからグッと我慢していたのよね。しかし、先日V1の後継機種V2が発表になり、多分その影響でV1の値段が下がったため、思わず食指が動いてしまった(笑)
「Nikon 1 V1」はシンプルなデザインなのでカタログの製品写真だけ見るとかなり小さい印象を受けるけど、実物はけっこうデカい・・・・というか厚みがある。これはバッテリーが上級一眼レフのD800やD600と同じ大容量のものを使用しているせいだ。おかげで電池の持ちはよさそうだが、ミラーレスは背面モニターや液晶ファインダーで常時電気を消費するため一眼レフほど長持ちしはないだろう。

試し撮りしてみた印象は、基本フルオートで気軽に撮る、みたいなカメラのようだ。モードダイヤルはなく、露出設定はコンデジのようにすべてメニューを開いて設定を変える仕様となっている。
動体撮影や動画はまだ試していないけれど、11月の初めにまた鈴鹿サーキットにレースを観に行く予定なのでそのときに試す予定だ。

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Nikon D600 発表

小型軽量高機能ということで、ここ最近はオリンパスのE-M5を使うことが多いのだけれど、別にニコンのカメラが嫌いになったわけではない。ふと思い付いて、今年はレースの写真を撮るために鈴鹿サーキットに何度か出向いているが、高速で走っているクルマを追いかけながら撮るといった場面では、昔ながらの光学ファインダーを備えたニコン機のほうが断然有利。だから、サーキットに持ち出すのは5年前に買ったNikon D300である。最初のうちはE-M5もレース周辺のスナップを取る目的で携行していたが、荷物を可能な限り減らすためにそれもやめてしまった(なので、スナップはスマホのカメラで撮っている)。Nikon D300はもう5年選手だが、去年までは使用頻度が低かったせいもあって、まったく不具合がない。性能上の不満がないわけではないけれど、堅牢な造りと機敏な動きは今でもじゅうぶん通用する。だからこれからも使い続けるつもりだ。
しかしながら、ニコンのカメラはこれでもう充分と思っているわけではない。実をいえば、センサーサイズの大きい、いわゆる「フルサイズ」のカメラが欲しいんだよね。ニコンは「フルサイズ」を「FXフォーマット」と呼んでいるが、センサーサイズの小さい「DXフォーマット」のカメラよりお高いのがネックだった。D300より少しあとに出たFXフォーマットのD700の中古を狙っていたりもしたけど、ここにきて比較的廉価なFXフォーマットカメラが発表された。それがNikon D600だ。

http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d600/index.htm
廉価といっても初値の売価は20万円前後みたいだけどね(笑)。公式サイトを見る限り、D600は中級DX機のD7000をベースにしているようだ。スペック表を見ると部分的にD300より劣っているところもあるにはあるが、大部分の機能は格段に進歩してそうで、充分すぎる性能だ。
入手についてだが、D300は予約して発売日に手に入れたけれど、D600は少し時間を置いて値段がこなれてきたころに買おうかと思っている。具体的には来年の前半かな。D300との使い分けは、DXフォーマットの望遠効果1.5倍が欲しいときはD300(主にレース撮影)。それ以外のときはD600というふうにしていきたい。オリンパスとの使い分けは・・・・・・どうしましょうかね(笑)

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Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZF.2

http://www.cosina.co.jp/seihin/cz/zf-25/index.html
「ニコンとオリンパスで高級レンズを共有しようよ!計画」第一弾。
というわけで、世界に名立たるカールツァイスの25mm広角レンズを購入。Nikon D300に着けると35mmフィルム判換算37.5mmのやや広角レンズ、OM-D E-M5に着けると50mm相当の標準レンズとなる。

D300に装着

E-M5に装着
カールツァイスはドイツの光学メーカーだけど、このレンズは日本のレンズメーカー、コシナ社が製造している。といっても偽物のバッタもんということではない。「カールツァイス」は一種のブランド名のようなもので、カールツァイス社の品質基準をパスすれば、世界のどこで作ろうが「カールツァイス」の商標を使ってもよいことになっているのだ。つまり、コシナはカールツァイス社から認められた優秀なメーカーだということだ。
装着写真を見ていただくと分かると思うが、このレンズは35mmフィルムサイズの撮像センサーにも対応しているため、それほどコンパクトではない。おまけにけっこう重量がある。持った感じは、もともと重いD300ではしっくりくるけど、小型軽量のE-M5ではずっしりくる(笑)
ピントはマニュアルフォーカスのみ。
露出制御は、マウントにニコン用の電気接点があるため、ニコン機ではプログラムAEとシャッター速度優先AEも使用可能。オリンパスはマウントアダプタを介するため、電気的なつながりはなく、マニュアル露出か実絞り式の絞り優先AEしか使えない。まあ、それで充分だけどね。
性能面でこのレンズのいいところは最短撮影距離が0.18mなところ。被写体にぐぐっと寄って取ることができるのだ。これって花なんかを撮るときにけっこう重宝するんだよね。

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マウントアダプターの誘惑

なりゆき上、いま手元にはニコンとオリンパスのふたつのカメラシステムがあるわけだが、メーカーが違うためレンズやアクセサリの互換性がない。システムの要であるレンズは高倍率の便利ズーム1本と単焦点レンズが数本という構成がいいと考えているのだが、ダブルで揃えていくとなるとけっこうなお値段となってしまう。せめてレンズを共有できて足りない焦点距離を補完できればいいのだが…………そんなささやかな願いをかなえる夢のツールがマウントアダプターである。

写真のブツはニコンFマウントのレンズをマイクロフォーサーズのボディに装着するためのアダプター。マウントアダプターは複数のメーカーからリリースされているけれど、コシナ製のフォクトレンダーブランドのものを購入した。いろいろ調べてみたらレンズ側とボディ側のマウントが両方とも金属製というのが決め手だ。他のメーカーのものはボディ側がプラスチックでなんだかやわそうなんだよね。
これでニコンのレンズをOM-Dに装着することができるわけだが、最近のGタイプと呼ばれるレンズは絞りリングがなくレンズ単体で絞り操作ができない。取り付けるだけなら可能といえば可能だが、仕組み上いちばん絞った状態でしか使えないのだ。だから実質的には絞りリングのある古めのレンズしか使えない。いま持っているレンズの中では24mm、35mm、50mmの3本が該当する。さらに、電気接点もAFカプラーもないためオートフォーカスが効かない。ピント合わせはすべて手動ということだ。撮影モードは絞り優先AEとマニュアル露出のみ対応。とまあ、いろいろと不便なことも多いのだが、まったく使えないという状況よりははるかにマシだ。
いまメインで使っているのがオリンパスのほうでニコンはレースなどのイベントでしか持ち出していない。なのでレンズを充実するならオリンパス優先だけど、マイクロフォーサーズに欲しい焦点距離がないとき、マウントアダプターがあればニコンのレンズから選ぶことができるし、サードパーティがニコン用に製造しているカールツァイスなどの高級レンズも選択肢に入ってくる。実をいえば、ほとんど使う機会のない機材を売却し、高級レンズを1本か2本買って、ニコンとオリンパスの両方のボディで活用しようと思っている。マウントアダプターはそのための布石なのである(笑)

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