「PEN」がやってきた

不景気でボーナスもアレなのに、やっぱり買ってしまった、OLYMPUS PEN E-P1。パンケーキと呼ばれる薄型の単焦点レンズとズームレンズが付いたダブルレンズセットに、小型の外付けフラッシュを追加して、支払はカードで一括払いだ(笑)。色はオーソドックスにシルバーにしておいた。

レンズはパンケーキレンズが一本あればよかったのだけれど、せっかくのレンズ交換式のカメラなので二本あったほうがいいかな~、と、後から冷静になって考えるとバカバカしい理由でダブルレンズセットとなった。フラッシュはそもそもE-P1に内蔵されていないので追加したのだが、これも後で考えてみると、それほど必要なものではないような気がする。ま、会社の社内旅行や忘年会なんかでカメラマンを頼まれることもあるので、そんなときにフラッシュも活躍するだろう。
小型軽量が売りのE-P1だが、箱から出してみると「それほど小さくはないな」という印象を受けた。というのも、普段持ち歩いているコンデジと比較してしまうからで、重量級のNikon D300と並べてみると、やはり小ささが際立つ。ボディは堅牢な造りの金属製で見た目から想像するよりも重量がある。E-P1と同じく小型軽量を謳い文句に発売されたE-410との比較写真を載せられればよかったのだが、残念ながらE-410はE-P1購入の金策のためにオークションで売却したのでもはや手元にはないのであった(笑)。
ズームレンズを着けるとこんな感じ。しかし、これは未使用時の形態なのだ。

撮影可能状態にするとこんなに伸びる。しかもこれが一番短い状態。ボディが小さくてもレンズがこれじゃ扱い辛いなあ。

薄型のパンケーキレンズを着けると、昔のレンジファインダーカメラのようなレトロな外観と大きさになる。通常はこの状態で使って、ズームレンズは本当に必要になったときのみ装着するのがいいだろう。


そんなわけで、早速試し撮りにいってきた。

しかし、人はなぜ新しいカメラを買うとここにくるのだろう(いや、お前だけだろうw)。まあ、こういうところは明暗差が激しい状況や、高感度性能を試すのに最適なんだよね。
ちなみに作例の使用レンズは17mmF2.8のパンケーキのみ。外付けフラッシュは未使用。基本的に露出はカメラまかせ。画像データはすべてJPEGで保存(RAWモードは使っていない)。動画は試していない。

背景が白飛びしているが被写体は階調が残っている。被写体は「PEUGEOT BEBE(プジョー・ベベ)」

かなり暗い場所だったが、感度AUTOでISO1600まで上がった。手ぶれ補正もよく効いている。

2枚とも定番の構図。
ところで、最近のオリンパスのカメラにはアートフィルターなる機能が備わっており、E-P1にもしっかり搭載されているので使ってみた。

ラフモノクローム:コントラストと粒子感が強調されてる。

トイカメラ:わざと周辺光量を落とし全体的に甘い感じになっている。
その他、感想を列記してみると
1.AF速度はまあまあ。
2.全体のレスポンスはコンデジ並み。
3.アートフィルターは手軽にいろんな効果が出せて面白い。
4.手ブレ補正は思っていたより優秀。
5.E-410では露出アンダー気味だったけど、E-P1は適正かややオーバー。
――こんなところかな。
あと、もうちっと広角寄りの単焦点レンズがあればいいな、と思った。
レンズについては今後のラインナップ拡充を期待するとして、E-P1を実際に使ってみてこのカメラを一言で言い表すと「一眼画質を持つレンズ交換可能なコンデジ」だ。ま、最初から分かっていて期待してたこと、そのまんまなんだけどね。一眼レフのような機敏さはないから、「その一瞬を切り取る」みたいなシビアな使い方には向かない。気軽に持ち出して、まったりと撮影を楽しむのが正しい使い方だろう。

「PEN」がやってきた」への3件のフィードバック

  1. そねびー

    を、買いましたね。一括とはリッチな(^^;
    ズームはデカく見えますねー。17ミリは使いやすそう。
    べべ、あるんだ…。

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  2. そねびーさん、はぎどんさん、どうもです。
    使わないカメラを思い切ってオークションで売ったり、貯めてあったポイントを全部使ったりで、実はそんなに懐は痛んでないのです(笑)。

    返信

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