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唐突ですが

アクセラを買い替えることになりました。
何に乗り換えることになったかというと、これです。
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またアクセラだああああwww
そう、9月の末にマイナーチェンジとなったアクセラSKYACTIVである。
本当は車検近くの来年の春ごろにしようと思っていたのだけれども、マイナーチェンジが近くなるにつれ担当営業マンの「買い替えませんか?」攻勢が激しくなり、とりあえず試乗して見積りで良い条件が提示されれば検討すると返事をしていた。それで本日試乗したのだが、思いのほかいいできだったので、決断した次第。もちろん、見積りの金額にも納得した上でのことだ。新型車なので車両本体からはあまり値引きができないらしいが、下取車があるのでそれに上乗せしてこちらの希望の値段にしてくれた。納車は今月末くらいだそうだ。
しかし、なんというか、車を買うときはいつも思うのだが、マイカーを買い替えるきっかけというのは突然訪れるものだね(笑) まあ、AT車に乗り換えたいという伏線があるにはあったんだけどね。
というわけで、せっかく試乗したのでその感想を簡単に書いておこう。
契約したのはハッチバックの「スポーツ20S」というグレードなのだが、試乗したのは「セダン20E」。装備や車形の違いはあれどエンジンとミッションは同じSKYACTIVバージョンのもの。低燃費を重視しつつも、走りの楽しさも追求したというものらしい。アイドリングストップの「i-stop」も搭載されている。
乗ってみると従来のATよりも出だしがおとなしい印象を受けたけれど、動き出してからはトルコンの滑りが感じられずMTのようなダイレクト感があった。これは非常にいい。滑りがないから加速も早かった。ATは6段だけど意識していないとシフトショックがわからないほどでスムーズだ。ステアリングは初代と同じで若干重め。燃費については正直わからないが、カタログでは2Lエンジンにもかかわらず初代アクセラの1.5L車とほぼ同じ数値なので、現マイカーとはそんなに変わらないのではないかと思われる(だいたい12km/L)。詳しくは納車してからということで。

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アクセラ12か月点検 & デミオ SKYACTIV 試乗

アクセラの12か月点検でディーラーに行ったら、営業担当者に勧められて、先日マイナーチェンジしたデミオに試乗することができた。スカイアクティブテクノロジーを搭載し、ハイブリッド車並みの低燃費を実現した「13-SKYACTIV」というグレードだ。ちなみに「SKYACTIVE」ではないのでお気を付けを。
乗った感じ、普通のグレードとの違いはよくわからなかったが、信号停止でアイドリングストップがはたらき、ストンとエンジンが停まるのが、MTでクラッチ操作をミスってエンストするのと似ていて、ちょっとイヤンな感じだったよ(笑)。暑くてエアコンを稼働させていたけど、エンジンが停止すると送風だけになり、室温が上昇するとブレーキをリリースしなくてもエンジン再始動し冷房を復活させるのには感心させられた。燃費の良し悪しについては、アイドリングストップがあるぶん良くなるだろうが、カタログの謳い文句どおりかどうかは、正直わかんね(笑)
今回、頼んだわけじゃないのに試乗を勧められたのは、実のところ、営業担当に次回の車検の頃に今のアクセラを買い替えるつもりであることを伝えていたためだと思う。時期も来年の春ごろだって言ってたのに、アクセラの下取り査定までしてくれた。次もマツダの車を買って欲しい、という熱意は伝わってきたが、もうちょっと待ちなされ。買い替えを決めるのは今年の秋に出ると噂のアクセラのSKYACTIVバージョンを見てからにしたい。デミオよりそっちのほうが気になるのだ。そんでもって、あまりの熱心さに秋に買い替えることになっちゃうかもな(笑)。
とはいえ、今のアクセラが壊れたわけでもなく、嫌いになったわけでもなく、手放すのが惜しい気がするのも事実だ。ただ、去年左足を怪我して、今でも時どき調子が良くないときがあるので、クラッチを踏まなくて済むATに替えたい気持ちはある。さて、どうしたものか・・・。
点検についてだが、特に大きな不具合はなく、事前に依頼していたオイルとエレメントとエアコンフィルターを交換。それに加えてエンジンのエアフィルターがかなり汚れていたとのことでそれも交換してもらった。そうなんだよ。車は調子いいんだよ。車はね。

3年経ったわけだが

アクセラが納車されて幾星霜・・・というほど月日が過ぎたわけではないが、それでも3年経ったということで車検を受けた。
通勤に使っている関係上、年に2万キロ走るので、初回車検時は6万キロいっていると思っていたが、少し早めの車検を受けた時点では6万キロ弱。厳密に数えて4年目に突入する頃には6万キロを越えているだろう。
これまでにスピーカーのビビリ音といった些細な不具合はあったが、自分でなんとかできるレベルのことで、重大なトラブルは今のところない。だから車検前の点検は常識的な範囲で消耗品の交換だけで済んだ。
プジョーに乗っていた頃は1年毎にブレーキパットを交換しなければならなかった経験から、3年間無交換のアクセラのパットも交換するように頼んだけれど、「まだ大丈夫だから交換しなくてもいい」との報告が・・・。なんでも新品で厚さ11mmのパットがまだ8mm残っていたそうだ。えーーーっ! それじゃ10万キロ余裕で使えるじゃん。かたや1年、かたや10年、輸入車と国産車でここまで差がつくのってどうなのさ。プラグも輸入車じゃ2年くらい毎に交換を勧められていた関係から、これも交換を頼んだら、イリジウムだか白金だか忘れたが、標準でいい部品を使っているからまだまだいけるとのことだった。ううむ・・・結局、輸入車って安物を持ってきてボッタくっているだけじゃないだろうな。
ところで、車検は買い換えのきっかけと捉えることができる。車検に10万20万かけるくらいならいっそのこと車自体を新しくしてしまおうという、冷静に考えると全然得にならない論理なのだが、自分も「いま買い換えるなら」とう条件で考えてみた。

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ハイブリッドカーはよく走る

さて、半年以上ぶりにブログの記事を書くわけだが、別に入院してたとか、仕事が超絶忙しかったとかじゃなくて、単にネタがなかっただけだ・・・いや、ネタにしようかなあ、と思うことがないこともなかったのだけれど、なんか面倒になってサボっていただけだった。
そんなことは置いておいて、今勤めている会社には営業車としてトヨタのプリウス(二代目)がある。普段は営業担当者が営業で使っているのだが、業務システム関係のフォローでいっしょに顧客先に出かけたときにこれを運転する機会があった。
というわけで、そのときのインプレッションなのだ。
一般道では、信号停止で勝手にアイドリングストップしたり、走り出しはモーターのみでしばらくするとエンジンがかかったりと、複雑な制御を違和感なくこなしていることに感心することしきりだった。でも、なんというか、あらゆる機能がコンピュータ制御でドライバーが介入できる要素が少ない。つまらんなあ、と思いつつも高速を走ると印象は一変。モーターのアシストがあるせいだろう、追い越し加速が非常に力強く、これがなかなか気持ちいい。同じ排気量のマイカー・アクセラと比較して明らかに力がある。ハイブリッドはエコカーとして認知されているが「実はよく走る」と聞いていたのは本当のことだった! もしかして、太めのタイヤを履かせて峠道を走ったりしたら結構面白いんじゃないの? コーナーの立ち上がりでググッと加速できそうだよ、ググッと!(笑)
スタイルがいまいち気に入らなくて敬遠気味だったハイブリッドも、走りを楽しめるのなら俄然興味が湧いてきた。ATしかないプリウスはちょっと食指が動かないが、MTやマニュアルモード付CVTの設定があるホンダのCR-Zなんかいいかもしれない。次期マイカー候補に入れておこう。

パンク

久々にアクセラにトラブル発生。
といっても機械的電気的トラブルじゃなくてパンクなんですけどね。
数日前から右後輪のタイヤが潰れ気味で暇なときに空気を補充しようと思っていた。それで今日それをやろうとしたら手で簡単にタイヤがへこむことに気が付き、パンクだと判明した。いやあ、潰れ気味であってもちゃんと走れていたからパンクだとは思わなかったよ(笑)
パンクと分かった以上、そのままの状態で走るのは不安なので、テンパータイヤと交換。しかし車載工具を使って自分でタイヤ交換なんて何年振りだ? 確か、親父のシビックの後輪を縁石にヒットさせて以来だから……12年ぶりくらいか。ああ、そういや、ミニ・クーパーに乗っていた時、車載のジャッキを使って自分でタイヤローテーションなんて無茶なこともしてたな。
それはともかく外したタイヤをよく調べてみると、ネジ釘がグサッと刺さっていた。なんで釘ってこんなに見事に刺さるもんなのかねえ。
テンパータイヤで長距離通勤をしたくないので、近くのカー用品店へ行き、タイヤ一本だけ交換した。去年の夏に交換したのと同じ銘柄のヨコハマEarth-1だ。なんか1本だけ黒光りする新品タイヤなのですげー違和感があるですよ。
しかし、よく考えてみると、空気が抜けた状態でバーストせずによく走っていたものだ。そうなる前に見つかってラッキーだったってことか。
ていうか、タイヤが潰れている段階でチェックしろよ、俺。

アクセラとリコールとデミオ

春ごろだったか――
マツダからリコールの発表があり、メーカーのサイトで調べてみると、自分のアクセラも対象になっているようだった。
が、――
メーカーからもディーラーからも何の連絡がなくてすっかり忘れていたところにマツダからリコールのお知らせのハガキが来た。プジョーに乗っていた頃、リコールの発表があると、ほとんど間をおかずに連絡がきたものだが、それと比べると随分のんびりしたものだ。多分、マツダの場合、発表した後に対策部品の調達していたんじゃないのかな。それで今頃になってユーザーに通知したわけだ。まあ、そんな内部事情なんかはどうでもよくて、リコールの内容は、パワステのポンプと油圧パイプに欠陥があり、パイプが錆びて詰まり、パワステが効かなくなる……かもしれない、というもの。
今年は祝日と曜日のめぐり合わせで土日も含めると5連休のシルバーウイークなる連休があって、今日がその最終日だ。マツダのディーラーに電話をすると連休中でも営業しているとのことで、後から予約して入庫するのも面倒なので早速リコール対策に行ってきた。
作業は3時間くらいかかるらしい。その間、ショールームでボケッとしているのも馬鹿らしいので代車を借りて家で待つことにした。以前代車を頼んだとき、旧型デミオが出てきたので今回もそうだと思っていたら、貸してくれたのは新型……というか現行型のデミオだった。
そうそう、代車といえば、プジョーのディーラーで代車を頼んだら、「これしかないんですけど」と言いつつ出てきたのが下取り車らしきMTのインプレッサだったことがある。ターボ車ではないものの結構マニアックな車に乗れたことが思い出に残っている。国産車ディーラーは同一メーカーの車が代車のことがほとんどだけど、輸入車ディーラーの代車はいろんな車が出てくるから結構楽しみだったのよね。
そんなことは置いてといてデミオだ。
実を言うと次期愛車候補の上位にあるのがこの現行型デミオだったりする。
プジョー206から乗り換える際、この大きさが必要だろうと考えて、4.5mクラスで3ナンバーサイズのアクセラを選んだわけだが、そのアクセラに毎日乗って思うのが、普段の使い勝手を優先するともうちょっとコンパクトなほうがいいということだ。やはりサイズ的にはプジョー206の大きさがベストバランスだったと、今になって思う。そういった条件で車選びをするなら、デザインの好み等を加味してデミオやMINIが候補に挙がってくる。コスト優先で選ぶならデミオ、そうでなければMINIってとこかな。デミオは今後「i-stop」などの新技術を搭載してくる可能性があるから期待している面もある。
さて、次期マイカー候補のデミオであるが、代車は多分一番安い「13C」というグレードだと思う。ミッションは4ATで装備は必要最低限。計器類は速度計とデジタル表示のオドメーター兼燃料計と、いたってシンプル。旧型デミオは大きさの割に室内が広いのはいいもののガランとしていて落ち着かない気分にさせられたけれど、現行型は程よいタイト感があってなかなかいい感じだ。その分「広さ」は並なんだけど。
走りについてはディーラーと自宅とを大人しく往復しただけなので大したことは書けないのだが、それでも書いてみると、第一印象は乗り心地が一昔前の国産コンパクトと比べて格段によくなっているってことだ。昔の国産車はやたらとフワフワしたり、スポーティを謳ってドタバタしたりで、「やっぱ欧州車最高!プジョー最高!」って気にさせられた……いや、いまでも軽自動車に乗るとそう思う。その点、デミオはかっちりした乗り味で欧州車にも引けを取らない印象だ。マツダ車は日本よりも外国で人気が高いと聞くが、これなら納得だ。ハンドルは軽めだがしっかりとした手ごたえがある。ATの変速ショックはよく気を付けていないと分からないほどだ。あまりにもショックが小さいので最初はCVTなのかと思ったよ。ただ、このAT、ちょっとしたアクセルの踏み込みにも敏感に反応して頻繁にキックダウンするのが気に入らない。速度が落ちてちょっとだけ加速しようってときにキックダウンしなくてもいいっつーの。それともアクセルワークに問題ありなのかねえ?
ATの件は抜きにして、これならデミオを愛車にしてもいいかなと思った。
とはいえ、これは「コンパクトカーを選ぶなら」という条件での話。実は車選びの基準は他にもあって、それを適用するとデミオは歯牙にもかからなかったりする。つまり、何を選ぶかはその時次第といういうことなのだ(ぉぃ。

次は本気でAT車

自分はこれまで大きな病気や怪我をしたことがないが、子供のころに自転車に乗っていて転んで左膝を強く打ったことがある。その後遺症かどうか知らないが、以来、ごくたまに左膝に鈍痛を感じる。歩けないほどではないものの、疲労が溜まってくると突然カックーンと力が抜けてコケそうになることもある。大分前に大きな駅のコンコースの何もないところで力が抜けて転んでバツの悪い思いをしたことがあるのだが……まあ、それは置いておいて、最近はクルマを運転しているときにも、左膝に違和感を感じるようになった。力が抜ける前兆のような感覚がクラッチペダルを踏むときに感じるのだ。クラッチペダルはアクセル、ブレーキに比べて重いし、深く頻繁に踏み込むので、膝に疲労蓄積⇒⇒⇒⇒ブレイク、となる感じだ。1時間の通勤でも目的地が近くなると違和感があるので、長距離を走るとちょっとやばいかもしれない。
そんなわけで、教習所でMTの面白さに目覚め、マイカーはずっとMTを選んできたけど、左膝がこの調子じゃ、次に買うのはクラッチペダルのないATにしようと本気で考えている。買い替えの時期はアクセラが10万キロを超える頃を想定しているが、膝の具合によっては予定を早めるかもしれない。
体の調子が悪くて気に入った車から乗り換えるのは不本意だが、車を運転したせいで悪化するのはもっと不本意だ。車は通勤にほぼ必須だし、ちょっと今のうちに買い替えを想定して車選びをしておこうと思う。今のところ別段欲しくてたまらない車はないけど、いくつか「これはいいな」という車はあるにはある。MTでなくてもいい、ということになると物凄く選択肢が広がるのがAT大国日本だ。いろいろ情報を集めてじっくり考えることにしよう。

12ヶ月点検 & 新型アクセラ

今日、アクセラの二度目の法定一年点検を受けてきた。
いやあ、しかし、もうアクセラに乗り換えて2年経つんだね。時の過ぎるのは早いもんだ。
この2年で走った距離は約42000km。今のところ取り立てて故障や不具合はないが、プジョーに乗っていた頃は2万km走る毎にブレーキパッドの交換を勧められていたので、点検前に4万km未交換のパッドの残量をしっかりチェックしてくれとディーラーマンに頼んでおいた。その他、事前に依頼したのは、エンジンオイル+エレメント、リアワイパーゴム、エアコンフィルターの交換くらいだ。
点検の結果、ブレーキパッドは充分残っていてまだ大丈夫とのことだった。国産車のパッドって結構持つんだね。その代わり……というのも変だが……エンジンのエアクリーナーの汚れが酷かったため交換となった。確認のため実物を見せてもらったけど、本当に真っ黒になってたよ。その他諸々は特に異常なし。メンテナンスパックに入っているため、支払った額はイレギュラーの部品代だけだった。
来年は車検だけど、このペースでいくと6万kmは走っているはずだ。それまで、これまでと同様にノートラブルでいって欲しいものだ。
ところで、ディーラーのショールームで点検が終わるまで待たせてもらっていたのだが、そこで先日発売になった新型アクセラスポーツをじっくり見ることができた。
やっぱ、近くで見るとカッコいいね(笑)。
写真で見ると大きく変わったフロントマスクに目がいってしまうけれど、リアのデザインも先代よりも立体的になっていて、ダイナミックな感じに変化していた。それでいて全体のフォルムは先代のイメージを色濃く残していて、ひと目でアクセラだと分かる。なんというか、そこにアクセラのデザイナーがいたら、「頑張ったな!」と褒めてやりたいくらいだよ(笑)。内装のほうは、インパネのデザインは先代のイメージを残しつつリファインされていたが、パネルの質感やシートの感触はそう変わらない印象を受けた。つまり、いわゆる高級感ってやつはあんまりないってことだ。室内の広さも変わってない。荷室についても同じで、フロアボードを組み合わせて棚を作ったりするギミックまでそっくり受け継がれていた。あと、純正オーディオがMP3やWMAに対応しているのはいいね。マルチファンクションディスプレイが中央に2つもあるので、ポータブルナビを設置しようとすると取り付け場所に苦労しそうだ。
試乗したわけじゃないから走りについてはなんともいえないが、先代アクセラを気に入ってた人は新型も気に入るんじゃないだろうか。かく言う自分もなんだか欲しくなってきちゃったよ――ま、それを本気で考えるのは3年後……あるいは5年後なんだけどさ。

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愛は止めないで――新型アクセラ

私は片道約30kmの距離をおよそ1時間かけてマイカー通勤している。単純に計算して平均時速30kmということになる。とはいっても、会社までノロノロ進んでいくわけじゃなくて走っているときは60~80km/hは出ている。朝のラッシュ時は郊外から名古屋市内に向かう車線は渋滞しているけれど、自分の場合、市内から郊外へ向かっていくため、赤信号に複数回止められてやっと通過できる混雑した交差点は1ヶ所くらいしかなくて渋滞でイライラさせられることはない。それならもうちょっと時間短縮できるんじゃないの? と思われるかもしれないが、そうもいかない。名古屋の市街地を突っ切る道のりに信号が多すぎるのだ。
実際にどれくらいの信号があるかは把握していないが、「あの信号でよく停まるなあ」というのを数えてみたら、自分でも驚いたことに、20を超えていた。各信号で1分停車するとして1時間の通勤で20分はアイドリング状態で止まっていることになる。今乗っているアクセラの平均燃費は大体13km/Lだが、この無駄な20分にアイドリングストップしたらかなり燃費よくなるんじゃねーの?
でも、駐車中ならともかく、信号待ちでアイドリングストップするのは不安がある。うまく再始動できずに後続車に追突されるかもしれないし、夏場にエアコンが止まってしまうのも困る。ガソリンエンジンと電気モーター併用のプリウスなんかだと車の側でうまく制御してくれるのだろうけど、手動でアイドリングストップなんて面倒くさすぎる。
そこで先日フルモデルチェンジしたマツダ・アクセラなのだ。
http://www.axela.mazda.co.jp/
デザインは、全体的なフォルムはキープコンセプトで、細部がリファインされ、フロントマスクがプジョーのような大口デザインとなった。プジョーがあのデザインに変わったときは「うわっ、これはない」と思ったけど、アクセラでは「これはこれでいいんじゃないの」と感じるのはなぜだろう。まだ実物をじっくり見分したわけじゃなくて、マツダのショールームに展示してある新型アクセラをチラッと見ただけだが、割とすんなり受け入れることができた。やっぱり、ああいうデザインを見慣れてしまったということだろうか。いや、顔よりも全体のシルエットが紛うことなくアクセラそのものなので違和感を感じないのかもしれない。
まあ、デザインについては置いておいて……
ここにきて、車の世界にも「エコ」が浸透してきて、「もうわかったからエコエコ言うな」と突っ込みたくなるくらいだが、新型アクセラも「エコ・スポーツ」なるコンセプトを引っ提げて登場した。アクセラにはもともとスポーティなイメージがあったからこれはいい。じゃあアクセラの掲げる「エコ」ってなんだろう。マツダにはハイブリッドカーはまだない。水素ロータリーなんてのも研究しているらしいが、全然実用段階じゃない。アクセラに搭載された「エコ」とは、自動的にアイドリングストップしてくれる「i-stop」なるシステムだ。圧縮行程にあるシリンダー内に燃料を噴射し点火することで、セルモーターを回すよりも素早くエンジンを再始動し、スムーズに発進することができる……らしい。
いやあ、1時間のドライブで20分アイドリングしているような使い方にはピッタリの仕組みじゃないの、これって? 燃費に関してはハイブリッド車のほうが有利だろうけど、高効率を追求する余り、カッコ悪くなっているプリウスやインサイトなんかよりこっちのほうが断然欲しくなるわ。
新型アクセラは従来どおり1.5Lと2.0Lのグレードが設定されているが、今のところ「i-stop」は2.0Lモデルにしか搭載されていない。「i-stop」を搭載するには直噴エンジンじゃないと駄目で、1.5Lエンジンはまだ直噴化されていないのだ。カタログ上の数値を比べると「i-stop」の2.0Lエンジンよりも1.5Lのほうが燃費がいい。排気量の違いがあるにせよ、せめて同等か近い数値であれば、「i-stop」をすげー欲しくなってたところだ。もっともカタログの数字なんて参考程度のものなので実用燃費は同じくらいかもしれない。実際のところはどうなのか?……今後ネット上にアップされるであろうユーザレポートを期待してみよう。ま、いつか、1.5Lも直噴化して「i-stop」を載っけてくれればいいんだけどね。そしたらそっち買うから――いや、それよりも、小型軽量のデミオに載っけてくれ。どっちかいうとそっちのほうが欲しいわ(笑)
ところで、今回のモデルチェンジで通常グレードにMT車がなくなってしまった(マツダスピードアクセラというターボモデルにはある)。私はMTが好きで、マイカーはずっとMT車にしてきたが、次に買う車はATでもいいかなと思っている。というのも、疲れがたまってくると左膝にきてクラッチペダルを踏むのが結構しんどかったりするのだ。もはや旧型になってしまった初代アクセラも最初はATのみで後からMTが追加になったそうだ。新型にもそのうちMT車が出るかもしれないけど、やっぱ選ぶのはATかな。VWのDSGみたいなMTベースのATが搭載されたら最高なんだけどなあ。

ハイブリッドは時期尚早…かな

インサイトプリウス、今年に入ってこの二つのハイブリッドカーが新型にモデルチェンジした。モデルチェンジといってもインサイトは、初代の「とりあえずハイブリッド作れます」的な2人乗りのクーペから5人乗り5ドアの実用車に様変わりし、全然別の車になったと言っていい。対するプリウスは低価格路線で攻めてきたインサイトを迎え撃つべくしばらく旧型と併売だ。このハイブリッドカー2台は、不況下にかかわらず、昨今の環境ブームに乗っかって大人気なんだそうだ。
ハイブリッドカーの「売り」は、言うまでもなく燃費のよさ。これに尽きるだろう。
通勤で毎日長距離運転する身としては、燃費のいい車は気になるし、実際に手の届く値段で発売になるのは大歓迎だ――いつまた原油価格が高騰してガソリンの値段も上昇するかわかんないしね――心密かに次に買う車は今のアクセラよりも燃費のいい車を、と考えてもいる。
じゃあ、今買い換えることになったとして、新型インサイトやプリウスを買うのか、と問われたら……うーん、どうしましょ?(笑) 正直言って、今のインサイトやプリウスは、自分の目には魅力的に映らない。そりゃあ、ハイブリッドカーに乗り換えれば、きっと毎月のガソリン代が安くなって助かるでしょう。環境に優しい! 地球に優しい! 人に優しい! もう、ウッハウハ!(エコ的な意味でw)
でもね。アレですよ。なんつーか――
色気が無いんだよね、色気が。
つまるところカッコ悪いのさ。
インサイトとプリウスを並べてどちらか選べといわれれば、まあ、インサイトかな~とは思う。インサイトは最初写真で見たときは、「おっ、これいいかも」と思ったが、実際に街で走っているのを見かけるとなんかいまいち。フロントマスクはまあまあだけど、ルーフがリアにかけて下がっていくデザインがボリューム感をスポイルして貧相な印象を受けるんだな、困ったことに――これは、プリウスも然り。
だから、自分的にはハイブリッドはまだ時期尚早な感じ。なんかこう、グッとくるデザインのハイブリッドが出ない限り食指は動かないだろう。ハンドルを握ればエンジンと電気モーター組み合わせたシステムを楽しめそうな気はするんだけどね。
ちなみに、今買い換えるなら、ヴィッツやデミオクラスの普通のコンパクトカーを選ぶだろう。そっちのほうが好みのデザインの車があるし、コストとドライビングプレジャーを両立できそうだからだ。

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