自動車」カテゴリーアーカイブ

デミオXD インジェクター交換

二週間ほど前になるが、ディーラーでオイル交換とリコール対策をやってもらった。
リコールの内容は下のリンク先の通り
http://www2.mazda.co.jp/service/recall/ra/20180129001/

それとは別に、作業の前にDPF再生の間隔が走行100km以下と短いことを伝え、不具合かどうか調べてほしいと頼んだ。

ブログの記事にしたこともあるが、DFP再生が頻繁に起きるのは去年からで、エンジン内部の洗浄効果のある燃料添加剤を入れるなどいろいろ試したものの大きく改善されることはなかった。でも、一度高速道路で長距離を走ったらある程度改善されたので放っておいたところ、季節が変わって寒くなるにつれ再びDFP再生の間隔が短くなってきた。
自分は通勤で毎日60kmほど走るのだが、酷いときには毎日再生が始まっていた。正常値がおよそ200kmであることを考えると、いくらなんでも頻繁過ぎる。再生中は燃料を余分に噴射して煤を燃やすので燃費が悪くなるし、燃え切らなかった軽油がオイルパンに落ちてエンジンオイルの量がどんどん増えていくからオイル交換も頻繁にしなければならない。

結果として燃料噴射装置(インジェクター)を交換することになった。
メカニックの話によると、何らかの原因で燃料噴射がうまくいかずに不完全燃焼となり、煤が多く発生してDFP再生頻度が多くなるのではないかと言う見解だった。なので燃料噴射装置を交換して様子を見るとのこと。

で、昨日交換してもらったのだが、まず気付いたのはエンジン音が静かになったことだ。交換前はアイドリング時にディーゼル特有のガラガラ音が車内に聞こえてきたけど、交換後はほとんど聞こえてこない。アクセルを踏み込んだ時の「ガーー」という音もマイルドな感じに変わっている。部品交換前に聞こえていた音が異常燃焼が原因で発生していて、交換後に正常に戻ったのならDPF再生の頻度も正常になるかもしれない。

この記事を書いている時点ではDPF再生が発生していないが、1ヶ月ぐらい注視して、どうなったかをレポートしたいと思う。

デミオXD ワイパーブレード交換&復帰

ワイパーの拭き残しがひどくなってきたので、交換用のゴムを買いに、会社の帰りにカー用品店に立ち寄った。

実をいうとデミオのワイパーブレードは納車してすぐくらいに純正品からPIAAの社外品に換えていた。自分は雨天での視界確保のためにフロントガラスにガラコなどの撥水コートを施すのだが、純正のワイパーは撥水コートしたガラスでは何かに引っかかったような動作──要するにビビるのだ。

カー用品店ではPIAAのブレードに適合したゴムを買うつもりだったが、備え付けの適合表には撥水コート対応で純正ワイパーにも使える品番が書いてあったので、それを購入。トランクにしまってあった純正ワイパーに取り付けてPIAAのものと交換した。

これまで使っていたPIAAは普通のパンタグラフ状のワイパーだったが、純正品はいわゆるエアロ形状のもので、見た目はちょっとカッコよくなった(気がする)。最初からこれにしておけばよかったよ。

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デミオXD 異音対策

しばらく前からデミオの助手席のインパネ付近から共鳴音というかビビリ音がするようになった。常時聞こえるわけではなく、タイヤがマンホールや道路の継ぎ目などを踏んだり、エンジンがある回転になると共鳴して響く感じ。

なんとなくインパネの中から聞こえるような気がして「直すには分解しなきゃならないのか、めんどくさいなあ」と思っていたけど、詳しくみてみると、パネルを強めに押さえると音がかなり小さくなるし、インパネやステアリングを叩くと逆に音が響く。どうやらインパネのガワが振動し、フロントガラスと接触して音が鳴っているようだ。

原因がぼんやりわかったところで、何とかこの対策をしたい。小さな音やごく稀に聞こえる程度なら、そのまま放置するところだが、運転中に頻繁かつすごく気になるレベルなのだ。

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デミオXDに「ワコーズF-1フューエルワン」を試してみた

デミオXDのDPF再生の間隔がだんだん短くなっていく現象の対策として、エンジンオイルを交換したら改善するのではないか?と以前の記事で書いたが、結論をいうと、ほとんど効果は無かった。その後も再生処理の間隔が短くなって最近は走行距離100km以下で始まることが多くなった。寒いとDPF再生の回数が増えるとのことだが、暖かくなっても変わらず、エンジンに負荷をかけない運転や、逆に負荷をかける運転をしたりで、試行錯誤してみるもやっぱり変わらない。

何か他にできることはないかとネットを検索してみると、同じような症状のデミオがディーラーでインジェクターを交換してもらったら直ったという記事を見つけた。インジェクターは燃料噴射装置のことで、この内部に微細なゴミが溜まったりすると燃焼不良が起きて煤が出やすいとのこと。

ふむ、ならば、部品交換するまでもなくインジェクター内部を清掃すればいいんじゃね? とはいっても当然ながら内部をゴシゴシと掃除することはできない。しかし、世の中にはエンジン内部を清浄するアイテムが存在する。燃料に混ぜて徐々にエンジン内部の汚れを落とす添加剤だ。

この手の製品は古いエンジンを新品の状態に近づけるために使われることが多いようだが、新しいエンジンを長持ちさせるために予防的に使っている人もいるようだ。デミオのDPF再生の不具合に効果があるかはわからないが、その原因がエンジン内部の汚れにあるなら、あるいは良い方向にいくかもしれない。なので試してみることにする。

そんなわけで、Amazonで評価が高いワコーズの「フューエルワン」をカー用品店で購入。これはガソリンでもディーゼルでも使える燃料添加剤だ。青い金属のボトルはエナジードリンクのようだが、蓋を開けてにおいを嗅いでみると結構きついシンナー臭がする。なるほど、この溶剤で汚れを溶かして落とすんだな。使用法は燃料30~60Lに対して一本(300ml)投入するだけ。デミオXDの燃料タンクは44Lなので満タン給油時に一本使えばいい。2~3回連続使用すると効果が高いようなので今回は2回使ってみることにする。

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デミオXDのオイル交換

納車時にレポートして以来のデミオだが、特に何事もなく順調に動いている。
その後、燃費については注視していたが、私の環境下ではだいたい18~19km/hくらいで推移している。メーター内の燃費表示では20km/hとなっていても満タン方で計算すると18~19km/hとなる。まあ、4WDで重量が重いのでこんなもんじゃないでしょうか。運転者の体重も多めだし(笑)

エンジンオイルの交換は6か月点検時にディーラーで1回やり、その時点の走行距離がおよそ7000kmだった。納車の時、5000km走行か半年毎にオイル交換したほうがいいと聞いていたけど、それより2000km余分に走ったわけだが、特に不具合はなかった。ただ、DPF再生の間隔がおよそ200km毎から150km毎くらいに短くなっていて、点検から帰ってきたら元に戻っていたので、もしかしたらDPF再生の間隔が短くなるのはオイルの劣化が原因なのでは?と頭の片隅で疑問に思っていた。

それで、ここ最近、またDPF再生間隔が短くなってきた(だいたい180km)ので、試しにオイルを交換することにした。

今回は、ディーラーの整備工場では無く、よく行くカー用品店でやってもらった。オイルの銘柄はショップにお任せで、グレードだけ「DL-1」に指定させてもらった。というか、納車の時にディーラー以外のお店でオイル交換可能か?と尋ねて「DL-1」グレードのオイルならOKという返答をもらっていたのでそれに従っただけだ。ちなみに「DL-1」以外のオイルを入れると排気系の部品が壊れたり、正常に機能しないとのことなので、マツダのクリーンディーゼル車を乗っている人は気を付けてください。まあ、そこらのお店じゃなくてディーラーでやってもらうのがいちばん安心だけどね(笑)

オイル交換の結果、DPF再生の間隔がどうなったかはまた後日書きたいと思う。

デミオXD1週間経過

デミオが納車されて1週間が経った。通勤で毎日乗っていたので、その間に気付いたことを書いておこう。

ファーストインプレッションとして出だしが鈍いと書いたが、乗っているうちにモッサリ感がなくなり、運転しやすくなってきた。機械の各部品が馴染んできたのか、コンピューターがドライバーの癖を学習したのか、はたまたドライバーが車に順応したのか定かではない。

前回の記事では静粛性に付いて書かなかったけど、加速時のエンジン音はガソリン車より大きく、トラックが加速するときのような「ガー」という音が聞こえてくる。それ以外は前車のアクセラとあんまり変わらない。

些細なことだが、アクセラのオートエアコンは内気循環と外気導入の切り替えまで自動だったけど、デミオはそこは自動ではなくなった。

ディーゼルエンジンは大気汚染の原因となる粒子状物質を排出し、昔はそれが黒煙となって目に見えていた。いかにも地球や人間に悪そうだったのでディーゼルエンジンのイメージはだだ下がりになり、乗用車からはディーゼル搭載車がほぼなくなってしまった。近年のクリーンディーゼルエンジンはこの粒子状物質をフィルターで濾し取り、大気中に出さないようにしている。このフィルターがいわゆる「DPF(Diesel particulate filter)」だが、放っておくとフィルターが目詰まりして機能が低下してしまうため、溜まった粒子状物質を燃焼させてクリーニングする必要がある。これが「DPF再生」である。
デミオXDのエンジンもクリーンディーゼルなのでDPF再生を行っている。実行のタイミングはおおよそ200km走行が基準で、状況によってはこの距離が長かったり短かったりするらしい。自分のデミオもだいたい200kmくらいでDPF再生が始まった。DPF再生は15分くらい続き、その間、アイドリングストップがはたらかず、煤を燃やすために燃料の噴射量が増えて、燃費が悪くなる。ドアを開けるとよくわかるが、エンジンルームの下部から熱気が吹き出し、何かが焼けるような臭いもしてくる。再生中にエンジンを切るとしばらく冷却ファンが回り続けるらしいが、これはまだ体験していない。

満タン法で燃費を計算出来たので報告しておくと、400.9km走行で給油量25.4L、つまりデミオの燃費はおよそ15.8km/Lということになる。アクセラよりも幾分マシといったところか。ちなみにメーター内の平均燃費は18.1km/Lだった。2km/Lほど乖離しているが、アクセラの場合、満タン法とディスプレイの表示とほぼ一緒だったので、この点は「おや?」と思ってしまった。まだ1回しか計測していないので燃費については注視したほうがよさそうだ。

給油といえば、簡単なモディファイだが、給油口に誤給油防止リングを装着した。セルフ給油では自分がわかっているからいいとして、フルサービスのスタンドで給油するとき店員が軽油とガソリンを間違えてしまう可能性が無きにしも非ずなので念のため。

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マツダデミオXD Touring L packageの納車

新しい愛車、マツダデミオXD Touring L packageが納車された。通算で7台目のマイカーとなるわけだが、初のディーゼル車となる。冬の悪天候を考慮して駆動方法は4WDだ。

車選びに際しては同じマツダでエンジンとシャシーが共通のCX-3と競合したが、まあ、値段が安いデミオを選んだ。CX-3はいま流行りのSUV風のクルマで、それだけでデミオより50万近く高いのはいただけない。試乗してみた印象はどちらも甲乙付け難かったんだけどね。デミオにしたおかげで最上位のグレードを選択できたので満足度は高いかな。CX-3だと予算内に収めるためにオプションを削ったり半端なグレードを選ばなければならなかった。

マツダ以外の車は検討しなかったのかというと、考えはしたけど国産車には気に入ったデザインの車がなかったから結局マツダになった。同クラスの輸入車の中にはカッコいいと思えるものもあるけど、どれもこれもハイオク仕様なので却下。毎日通勤で使うものだから、出来るだけ経済的なほうが良い。趣味で乗る車ならハイオクでもなんでもいいけどね。

さて、午前に納車されて午後に慣らしも兼ねてドライブしてきたので簡単にレポートしておく。

エンジンについて
ディーゼルエンジンは低速から大きなトルクが発生するのが特徴なのだが、デミオの出だしはちょっともっさりしていて鈍い。踏み込めばトルクが出てグッと加速する。高速での追い越しはストレスなく気持ちよく加速できる。
アイドリング時のガラガラ音もまたディーゼルエンジンの特性だけど、室内にはほとんど聞こえてこない。ただ、窓を開けると聞こえるので外には響いている。

ミッションについて
ミッションは6AT。たぶんアクセラに載っていた6ATと同じものだ。ただ、ディーゼルエンジンに合わせてセッティングしなおされているらしく、アクセラよりもハイギアードな印象を受けた。好きなギアを選べるマニュアルモードが付いていて、アクセラと同じくレスポンスが良くて気持ちよく操作できた。

クルーズコントロールについて
今までクルーズコントロールが付いている車に乗ったことがなかったのだが、今回買ったデミオには付いているので使ってみた。なんやこれ快適すぎるぞ、これは人間をダメにする装置や!(笑)

車内について
幅が5ナンバーサイズのせいでアクセラよりも室内は狭い。シートもちょっと小さい気がする。小物を入れるスペースははっきり言って少ない。アクセラに乗せていたカー用品や日用品をデミオに乗せ換えようとしたら溢れてしまったよ(笑) リアのドアポケットがないのは想定外だった。
メーターは速度がデジタルメーターで回転計がアナログだ。それとは別にヘッドアップディスプレイが装備されていて、これが意外と使いやすい。通常時は速度が表示されるだけだが、ナビに道案内させると、ここにガイドが表示されてとても便利だ。

マツダコネクトについて
マツダコネクト、通称マツコネは最近のマツダ車に標準搭載されている車載コンピュータだ。パソコンが1台内蔵されていると考えても差し支えない。ただし、一般のパソコンやスマホと違って好きなアプリを入れられるわけではないけどね。マツコネで車の設定変更ができたり、マツコネ上でラジオや音楽プレイヤーやカーナビが動いている。スマホとBluetoothで繋いでハンズフリーで電話をかけることもできる。普通のカーオーディオみたいに取り替えることができず、この点がネットで批判されているけど、自分からしたらオーディオもナビもなんでもいいと思っているのでマツコネで充分だ。初期にはフリーズしたり勝手に再起動したりという不具合があったらしいけど、1日乗った限りでは特に問題は起きなかった。
そうそう、マツコネは音声入力でコマンドを入力できるのだけど、どんなコマンドがあるかまだよくわかっておらず、適当に言ってもうまく動いてくれなかった。ついでに言うと音声を拾うマイクがどこにあるのかもよくわからない(笑)

というわけで、燃費などはしばらく使ってからレポートしようと思う。

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総括!アクセラSKYACTIV

現在乗っているアクセラだが、秋に2回目の車検を控え、走行距離も8万kmを超えたことだし、来年の4月に消費税が上がるだのどうだの言っているので、その前に買い替えることにしました。
なんて言ってみたけど、本当は当初から5年目で買い替えるつもりだったんだけどね(笑)

次のマイカーはマツダデミオのディーゼル車。エンジンやシャシーが共通のCX-3と迷ったけど、ほとんど同じ装備で比較した場合、CX-3のほうが50万円高くなるのはちょっといただけない。SUVに乗ってみたい気持ちはあったが、装備を削って予算内に収めるCX-3より、予算内で好きなオプションを付け足していけるデミオに決めた。

デミオについては納車の時に詳しく書くとして、ここではアクセラの総括をしたいと思う。

走りについて
マツダは自社の技術群をSKYACTIVと称してアピールしているが、2代目アクセラはエンジンとATのみがSKYACTIVのちょっと中途半端なモデルだ。まあ、最初はSKYACTIVなんて無くてマイナーチェンジでSKYACTIV化されたのでしょうがないと言えばしょうがない。
今のアクセラで2リッターエンジンを選んだのは、初代アクセラの1.5リッターモデルを乗っているときに高速道路でパワー不足を感じたからだ。さらにその前に乗っていたプジョー206の2リッター車は非常にパワフルで、そのイメージもあった。しかしアクセラはプジョーほどのパワフルさは無い。もちろん1.5リッターエンジンよりはストレスは感じない。まあ一言で言えば実用的な普通のエンジンだ。特段スポーティというわけではないが、一般ドライバーがちょっとアクセルを踏み込んでぶん回す分にはちょうどいい性能と言えるだろう。
6ATについては一度不具合で交換となったものの、マニュアルモード時のシフトチェンジが早くて結構気に入っている。元々MTが好きだったが、アクセラSKYACTIVでMTを選択できなかったので、マニュアルモード付きのATならいいかと、ある意味妥協したのだけど、それが正解だった。だからデミオでも同じ6ATを選んだ。

燃費について
SKYACTIVエンジンはパワーと省燃費を両立したというふれこみで、確かに燃費は良かった。ただ、たいていの場合「2リッターエンジンとしては」という枕詞が付く。実燃費は自分の使用条件で、流れの速いバイパスを走る通勤では13~14km/L、混雑した市街地は8~12km/L、高速道路では16~18km/Lくらいだった。

i-stopについて
以前ブログの記事にしたが、納車から1年ほどでi-stopが動作したりしなかったりという症状が出た。結局のところこの症状は車検の時にバッテリーを交換したら完治してしまった。だからマツダオーナーでi-stopが働かないという人はディーラーでバッテリーをチェックしてもらうといいかもしれない。あと、スマートキーの電池が切れかかっていると条件が整っていてもi-stopしないのでこちらも疑ってみるべし。
アイドリングストップは燃費向上にはあまり効果がないという意見をたまに聞くけど、自分の実感として、アイドリングストップするとしないとでは2km/Lくらい燃費が違ってくるように思う。

使い勝手について
普段は通勤で一人で乗っているだけなので特段の不便はない。ただ、後席はちょっと狭いかな。

最後に
結局のところアクセラSKYACTIVはちょっと燃費の良い普通のクルマだった。
もうすぐアクセラは我が元から去っていくわけだが、パソコンやスマホを買い替えるみたいな感覚で、なんというか、感慨というものが湧いてこない。ちょっとヘタってきたところに、性能の良いものが新しく出たから乗り換える、そんな感じなのだ。週末だけ運転を楽しむために乗る、といった環境では思い入れも違ってくるのかもしれない。毎日通勤で使う必要不可欠な道具。だからこそ感傷は不要で「普通」ということが大切なのだと思う。新しいデミオとの付き合いもきっとそうなるに違いない。

CX-3試乗

先日、アクセラの点検でディーラーに行った際に、今年の2月に発売になったマツダの新型車CX-3に試乗することができたので感想をちょっと書いておこうと思う。

CX-3は日本国内では1.5リッターのクリーンディーゼルエンジンのみで、ミッションがATとMT、駆動方法で2WDと4WDがそれぞれ選択でき、装備の違いで3グレードに分かれている。今回試乗したのは一番下のグレードの6AT車だ。2WDか4WDかは聞き忘れたので確かなことは分からないが、たぶん2WDだと思う。

ディーゼルエンジンはアイドリング時に特有のガラガラ音がするけど、CX-3でも御多分に漏れず、エンジンを始動するとガラガラと聞こえてきた。ただ、エンジンが温まってくると停車時はアイドリングストップでエンジンが止まるので、道路上でガラガラ音を聞くことはなかった。とはいえ、アクセラの例からすると、バッテリーの能力が低下する冬場やエアコンが全力稼働する夏はアイドリングストップが作動しないことがあるから、そのときはこの限りではないはずだ。

動き出すとアクセラより軽めのステアリングに違和感をおぼえたものの、走りの方は低速からトルク感があり、アクセラではマニュアルモードでシフトダウンするようなきつめの坂でもスイスイ登っていく。高速域で追い越し加速するような状況でもアクセラより力強く加速してくれるから驚いた。2リッターエンジンのアクセラもパワーはあるんだけど、そのパワーを発揮するには回転を上げなければならず、2000回転以下でちんたら走っている状態から前車を追い越すときは、自分で1段か2段ギアを落とすか、早めにキックダウンを誘って回転を上げて加速しなくてはならない。CX-3はそんなことを意識しなくてもグイグイ加速するから素晴らしい。低速から充分なトルクが出ているということなんだろうな。

営業氏によれば、アクセルオフ時のギア制御が改良されていて、速度を一定に保って走るのが楽らしい。だけど今回の試乗ではそれを実感することはできなかった。たぶんそういう地味な進化は実際にCX-3を買って、何回も運転するうちに気が付くんだと思う。

試乗したCX-3もそうなのだが、最近のマツダ車にはオーディオやナビ用の2DINスペースが無くて、代わりに「マツダコネクト」という車載コンピュータが搭載されている。マツコネ一台でパソコンやスマホのようにオーディオもナビもその他いろいろ何でもやらせようというコンセプトのようだが、ネットのユーザーレビューなんかを見ると、ボロクソに酷評されている。曰く「ナビが馬鹿」「勝手に再起動する」「フリーズして動かなくなる」等々。ネットではネガティブな情報が誇張される傾向にあるから完全に信用することはできないが、個人的にはフリーズや再起動はちょっと勘弁してもらいたい。だってコンピュータ関連のトラブルでいちばん厄介でムカつくのが、そういった類のものだからだ。

──で、今回の試乗で、ナビがおかしかったり、画面がフリーズしたといったトラブルはなかった。感想を無理矢理絞り出すならば「普通」の一言だ。ネットの評判の件を営業氏に訊こうかと思ったけれど、今回はやめておいた。そういうことは実際に買う段になって訊けばいい。そのころには改善されてまっとうなものになっているかもしれないからね。いま聞いてもしょうがない。

実はCX-3は次のマイカー買い換え候補の筆頭にある。あるいはデミオのディーゼルバージョンとか。他メーカーにも気になる車もあるにはあるが、CX-3を試乗してみてCX-3に対する気持ちというか、モチベーションのようなものが高まった気がする。でもまあ、まだ1年以上先のことなのでじっくり考えよう。

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タイヤ交換!アクセラSKYACTIV!

アクセラSKYACTIVに最初から付いているタイヤはブリヂストンのエコピアというエコタイヤで、これといって可もなければ不可もない普通のタイヤだが、時間が経つにつれ段々ロードノイズが大きくなってきた。そもそもアクセラは遮音性があまりいいとは言えず、たまにトヨタや日産に乗ると、その静粛性に感心することしきりだったりする――なので、タイヤが劣化してノイズが大きくなるとほぼダイレクトに車内に伝わってくる。まあ、我慢できないほどではなく、冬に履くスタッドレスのほうがうるさいくらいだから大問題というわけではない。でも、この先最低3年乗るとしたら、今静粛性の高いタイヤに替えて、乗り換えまで使い続けるのがいい気がする。
そんなわけでタイヤをヨコハマタイヤの「BlueEarth-A」に交換した。
http://www.yokohamatire.jp/yrc/japan/tire/brand/bluearth/bluearth_a.html
もはや峠を走ったりとかしなくなったので、スポーツ走行時の性能などは考慮せず、ただ快適性、静粛性、安全性を重視して選んだ。これまでなぜかタイヤを交換するとヨコハマのタイヤを選んでしまっているが、別に特別ヨコハマをひいきにしているわけではない。自分が求める性能と懐具合が釣り合っている製品を選ぶとたまたまヨコハマに当たっていたに過ぎない。
タイヤ交換をした効果で走行時のロードノイズはずいぶん減った。初代アクセラのタイヤをヨコハマの「Earth-1」に交換したときは、転がり抵抗の低減を実感できたけど、今回は劇的な変化や効果は感じられない。たぶん転がり抵抗が低いなんてことはもはや当たり前になっているのでしょうね。