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デミオXD1週間経過

デミオが納車されて1週間が経った。通勤で毎日乗っていたので、その間に気付いたことを書いておこう。

ファーストインプレッションとして出だしが鈍いと書いたが、乗っているうちにモッサリ感がなくなり、運転しやすくなってきた。機械の各部品が馴染んできたのか、コンピューターがドライバーの癖を学習したのか、はたまたドライバーが車に順応したのか定かではない。

前回の記事では静粛性に付いて書かなかったけど、加速時のエンジン音はガソリン車より大きく、トラックが加速するときのような「ガー」という音が聞こえてくる。それ以外は前車のアクセラとあんまり変わらない。

些細なことだが、アクセラのオートエアコンは内気循環と外気導入の切り替えまで自動だったけど、デミオはそこは自動ではなくなった。

ディーゼルエンジンは大気汚染の原因となる粒子状物質を排出し、昔はそれが黒煙となって目に見えていた。いかにも地球や人間に悪そうだったのでディーゼルエンジンのイメージはだだ下がりになり、乗用車からはディーゼル搭載車がほぼなくなってしまった。近年のクリーンディーゼルエンジンはこの粒子状物質をフィルターで濾し取り、大気中に出さないようにしている。このフィルターがいわゆる「DPF(Diesel particulate filter)」だが、放っておくとフィルターが目詰まりして機能が低下してしまうため、溜まった粒子状物質を燃焼させてクリーニングする必要がある。これが「DPF再生」である。
デミオXDのエンジンもクリーンディーゼルなのでDPF再生を行っている。実行のタイミングはおおよそ200km走行が基準で、状況によってはこの距離が長かったり短かったりするらしい。自分のデミオもだいたい200kmくらいでDPF再生が始まった。DPF再生は15分くらい続き、その間、アイドリングストップがはたらかず、煤を燃やすために燃料の噴射量が増えて、燃費が悪くなる。ドアを開けるとよくわかるが、エンジンルームの下部から熱気が吹き出し、何かが焼けるような臭いもしてくる。再生中にエンジンを切るとしばらく冷却ファンが回り続けるらしいが、これはまだ体験していない。

満タン法で燃費を計算出来たので報告しておくと、400.9km走行で給油量25.4L、つまりデミオの燃費はおよそ15.8km/Lということになる。アクセラよりも幾分マシといったところか。ちなみにメーター内の平均燃費は18.1km/Lだった。2km/Lほど乖離しているが、アクセラの場合、満タン法とディスプレイの表示とほぼ一緒だったので、この点は「おや?」と思ってしまった。まだ1回しか計測していないので燃費については注視したほうがよさそうだ。

給油といえば、簡単なモディファイだが、給油口に誤給油防止リングを装着した。セルフ給油では自分がわかっているからいいとして、フルサービスのスタンドで給油するとき店員が軽油とガソリンを間違えてしまう可能性が無きにしも非ずなので念のため。

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マツダデミオXD Touring L packageの納車

新しい愛車、マツダデミオXD Touring L packageが納車された。通算で7台目のマイカーとなるわけだが、初のディーゼル車となる。冬の悪天候を考慮して駆動方法は4WDだ。

車選びに際しては同じマツダでエンジンとシャシーが共通のCX-3と競合したが、まあ、値段が安いデミオを選んだ。CX-3はいま流行りのSUV風のクルマで、それだけでデミオより50万近く高いのはいただけない。試乗してみた印象はどちらも甲乙付け難かったんだけどね。デミオにしたおかげで最上位のグレードを選択できたので満足度は高いかな。CX-3だと予算内に収めるためにオプションを削ったり半端なグレードを選ばなければならなかった。

マツダ以外の車は検討しなかったのかというと、考えはしたけど国産車には気に入ったデザインの車がなかったから結局マツダになった。同クラスの輸入車の中にはカッコいいと思えるものもあるけど、どれもこれもハイオク仕様なので却下。毎日通勤で使うものだから、出来るだけ経済的なほうが良い。趣味で乗る車ならハイオクでもなんでもいいけどね。

さて、午前に納車されて午後に慣らしも兼ねてドライブしてきたので簡単にレポートしておく。

エンジンについて
ディーゼルエンジンは低速から大きなトルクが発生するのが特徴なのだが、デミオの出だしはちょっともっさりしていて鈍い。踏み込めばトルクが出てグッと加速する。高速での追い越しはストレスなく気持ちよく加速できる。
アイドリング時のガラガラ音もまたディーゼルエンジンの特性だけど、室内にはほとんど聞こえてこない。ただ、窓を開けると聞こえるので外には響いている。

ミッションについて
ミッションは6AT。たぶんアクセラに載っていた6ATと同じものだ。ただ、ディーゼルエンジンに合わせてセッティングしなおされているらしく、アクセラよりもハイギアードな印象を受けた。好きなギアを選べるマニュアルモードが付いていて、アクセラと同じくレスポンスが良くて気持ちよく操作できた。

クルーズコントロールについて
今までクルーズコントロールが付いている車に乗ったことがなかったのだが、今回買ったデミオには付いているので使ってみた。なんやこれ快適すぎるぞ、これは人間をダメにする装置や!(笑)

車内について
幅が5ナンバーサイズのせいでアクセラよりも室内は狭い。シートもちょっと小さい気がする。小物を入れるスペースははっきり言って少ない。アクセラに乗せていたカー用品や日用品をデミオに乗せ換えようとしたら溢れてしまったよ(笑) リアのドアポケットがないのは想定外だった。
メーターは速度がデジタルメーターで回転計がアナログだ。それとは別にヘッドアップディスプレイが装備されていて、これが意外と使いやすい。通常時は速度が表示されるだけだが、ナビに道案内させると、ここにガイドが表示されてとても便利だ。

マツダコネクトについて
マツダコネクト、通称マツコネは最近のマツダ車に標準搭載されている車載コンピュータだ。パソコンが1台内蔵されていると考えても差し支えない。ただし、一般のパソコンやスマホと違って好きなアプリを入れられるわけではないけどね。マツコネで車の設定変更ができたり、マツコネ上でラジオや音楽プレイヤーやカーナビが動いている。スマホとBluetoothで繋いでハンズフリーで電話をかけることもできる。普通のカーオーディオみたいに取り替えることができず、この点がネットで批判されているけど、自分からしたらオーディオもナビもなんでもいいと思っているのでマツコネで充分だ。初期にはフリーズしたり勝手に再起動したりという不具合があったらしいけど、1日乗った限りでは特に問題は起きなかった。
そうそう、マツコネは音声入力でコマンドを入力できるのだけど、どんなコマンドがあるかまだよくわかっておらず、適当に言ってもうまく動いてくれなかった。ついでに言うと音声を拾うマイクがどこにあるのかもよくわからない(笑)

というわけで、燃費などはしばらく使ってからレポートしようと思う。

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アクセラ12か月点検 & デミオ SKYACTIV 試乗

アクセラの12か月点検でディーラーに行ったら、営業担当者に勧められて、先日マイナーチェンジしたデミオに試乗することができた。スカイアクティブテクノロジーを搭載し、ハイブリッド車並みの低燃費を実現した「13-SKYACTIV」というグレードだ。ちなみに「SKYACTIVE」ではないのでお気を付けを。
乗った感じ、普通のグレードとの違いはよくわからなかったが、信号停止でアイドリングストップがはたらき、ストンとエンジンが停まるのが、MTでクラッチ操作をミスってエンストするのと似ていて、ちょっとイヤンな感じだったよ(笑)。暑くてエアコンを稼働させていたけど、エンジンが停止すると送風だけになり、室温が上昇するとブレーキをリリースしなくてもエンジン再始動し冷房を復活させるのには感心させられた。燃費の良し悪しについては、アイドリングストップがあるぶん良くなるだろうが、カタログの謳い文句どおりかどうかは、正直わかんね(笑)
今回、頼んだわけじゃないのに試乗を勧められたのは、実のところ、営業担当に次回の車検の頃に今のアクセラを買い替えるつもりであることを伝えていたためだと思う。時期も来年の春ごろだって言ってたのに、アクセラの下取り査定までしてくれた。次もマツダの車を買って欲しい、という熱意は伝わってきたが、もうちょっと待ちなされ。買い替えを決めるのは今年の秋に出ると噂のアクセラのSKYACTIVバージョンを見てからにしたい。デミオよりそっちのほうが気になるのだ。そんでもって、あまりの熱心さに秋に買い替えることになっちゃうかもな(笑)。
とはいえ、今のアクセラが壊れたわけでもなく、嫌いになったわけでもなく、手放すのが惜しい気がするのも事実だ。ただ、去年左足を怪我して、今でも時どき調子が良くないときがあるので、クラッチを踏まなくて済むATに替えたい気持ちはある。さて、どうしたものか・・・。
点検についてだが、特に大きな不具合はなく、事前に依頼していたオイルとエレメントとエアコンフィルターを交換。それに加えてエンジンのエアフィルターがかなり汚れていたとのことでそれも交換してもらった。そうなんだよ。車は調子いいんだよ。車はね。

アクセラとリコールとデミオ

春ごろだったか――
マツダからリコールの発表があり、メーカーのサイトで調べてみると、自分のアクセラも対象になっているようだった。
が、――
メーカーからもディーラーからも何の連絡がなくてすっかり忘れていたところにマツダからリコールのお知らせのハガキが来た。プジョーに乗っていた頃、リコールの発表があると、ほとんど間をおかずに連絡がきたものだが、それと比べると随分のんびりしたものだ。多分、マツダの場合、発表した後に対策部品の調達していたんじゃないのかな。それで今頃になってユーザーに通知したわけだ。まあ、そんな内部事情なんかはどうでもよくて、リコールの内容は、パワステのポンプと油圧パイプに欠陥があり、パイプが錆びて詰まり、パワステが効かなくなる……かもしれない、というもの。
今年は祝日と曜日のめぐり合わせで土日も含めると5連休のシルバーウイークなる連休があって、今日がその最終日だ。マツダのディーラーに電話をすると連休中でも営業しているとのことで、後から予約して入庫するのも面倒なので早速リコール対策に行ってきた。
作業は3時間くらいかかるらしい。その間、ショールームでボケッとしているのも馬鹿らしいので代車を借りて家で待つことにした。以前代車を頼んだとき、旧型デミオが出てきたので今回もそうだと思っていたら、貸してくれたのは新型……というか現行型のデミオだった。
そうそう、代車といえば、プジョーのディーラーで代車を頼んだら、「これしかないんですけど」と言いつつ出てきたのが下取り車らしきMTのインプレッサだったことがある。ターボ車ではないものの結構マニアックな車に乗れたことが思い出に残っている。国産車ディーラーは同一メーカーの車が代車のことがほとんどだけど、輸入車ディーラーの代車はいろんな車が出てくるから結構楽しみだったのよね。
そんなことは置いてといてデミオだ。
実を言うと次期愛車候補の上位にあるのがこの現行型デミオだったりする。
プジョー206から乗り換える際、この大きさが必要だろうと考えて、4.5mクラスで3ナンバーサイズのアクセラを選んだわけだが、そのアクセラに毎日乗って思うのが、普段の使い勝手を優先するともうちょっとコンパクトなほうがいいということだ。やはりサイズ的にはプジョー206の大きさがベストバランスだったと、今になって思う。そういった条件で車選びをするなら、デザインの好み等を加味してデミオやMINIが候補に挙がってくる。コスト優先で選ぶならデミオ、そうでなければMINIってとこかな。デミオは今後「i-stop」などの新技術を搭載してくる可能性があるから期待している面もある。
さて、次期マイカー候補のデミオであるが、代車は多分一番安い「13C」というグレードだと思う。ミッションは4ATで装備は必要最低限。計器類は速度計とデジタル表示のオドメーター兼燃料計と、いたってシンプル。旧型デミオは大きさの割に室内が広いのはいいもののガランとしていて落ち着かない気分にさせられたけれど、現行型は程よいタイト感があってなかなかいい感じだ。その分「広さ」は並なんだけど。
走りについてはディーラーと自宅とを大人しく往復しただけなので大したことは書けないのだが、それでも書いてみると、第一印象は乗り心地が一昔前の国産コンパクトと比べて格段によくなっているってことだ。昔の国産車はやたらとフワフワしたり、スポーティを謳ってドタバタしたりで、「やっぱ欧州車最高!プジョー最高!」って気にさせられた……いや、いまでも軽自動車に乗るとそう思う。その点、デミオはかっちりした乗り味で欧州車にも引けを取らない印象だ。マツダ車は日本よりも外国で人気が高いと聞くが、これなら納得だ。ハンドルは軽めだがしっかりとした手ごたえがある。ATの変速ショックはよく気を付けていないと分からないほどだ。あまりにもショックが小さいので最初はCVTなのかと思ったよ。ただ、このAT、ちょっとしたアクセルの踏み込みにも敏感に反応して頻繁にキックダウンするのが気に入らない。速度が落ちてちょっとだけ加速しようってときにキックダウンしなくてもいいっつーの。それともアクセルワークに問題ありなのかねえ?
ATの件は抜きにして、これならデミオを愛車にしてもいいかなと思った。
とはいえ、これは「コンパクトカーを選ぶなら」という条件での話。実は車選びの基準は他にもあって、それを適用するとデミオは歯牙にもかからなかったりする。つまり、何を選ぶかはその時次第といういうことなのだ(ぉぃ。

新型デミオ

マツダ・デミオがフルモデルチェンジした。
http://www.webcg.net/WEBCG/news/n0000017049.html
http://www.demio.mazda.co.jp/
モデルチェンジのたびに大きく重くなっていく車が多い中で、前モデルよりも小さく軽くなった新型デミオ。デザインもいかにも実用車といった雰囲気からスタイリッシュに変身した。ミラーサイクルエンジンというバブル期の一部車種に搭載されていたエンジンも復活してなんか面白そうじゃないの。
いっておくが、マツダ車に乗り換えたから新型デミオをブログで取り上げているのではない。実をいうとプジョーからの買い替え候補として新型デミオも考えていたのだ。実際、後席やトランクの広さを重視しなくてもよければ新型デミオにしたかった。
なぜデミオがいいのか? それは──
プジョー206に似ているからだ!(ぉぃ
正直、206の後継である207のデザインは、プジョーのアイデンティティを強調するあまりエグくなって好みではなくなってしまった。おまけに値段が高くなり余計ガッカリ。そこに206を現代風にアレンジしたようなデミオが海外のモーターショーで発表になり、「これいいじゃない!」と思っていた。保守的なプジョーファンは「パクリ」だなんだと非難するかもしれないが、私はメーカーにかかわらずこういうデザインテイストが好きなのだ。オマケに輸入車よりも大幅に安くて、燃費もいいとくれば欲しくなって当然!
だけど今必要な車の要件を考えるとデミオでは小さ過ぎる──で、アクセラに行き着いたわけだ。アクセラに乗り始めたこの時期に言うのもなんだが、条件さえ許せば次はデミオや206のようなコンパクトカーに回帰したいと考えている──いつになるかわからないが──「条件さえ許せば」ね。