『DEATH STRANDING』が面白い

久々に『艦これ』以外で遊び倒したいと思ったゲームに巡り合えた。

ゲームクリエイター小島秀夫氏が作った『DEATH STRANDING』である。

デス・ストランディングという現象により他者との繋がりが絶たれたアメリカで、プレイヤーは「伝説の配達人」サム・ポーター・ブリッジズとなり、カイラル通信(インターネットのような通信網)によって再び人と人とを繋ぎなおしてアメリカを再建しよう、というのがこのゲームの基本ストーリーである。知らない人はこの説明だけでは何がなんだかわからないと思うが、より大まかに言えば、大災害によってバラバラになった世界を立て直そうということである。

各地で孤立した人びとは地下シェルターにこもり、乏しい物資と情報で細々と生きている。彼らの生活を支えているのが、危険を顧みずに荷物を運ぶ「配達人」。「伝説の配達人」であるサムは物資とカイラル通信の接続キーを持って各地を訪れるわけだが、途中でBTという幽霊のような怪物や、荷物を狙うミュールと呼ばれる盗賊が襲ってくる。これらの敵を回避、または排除し、渡れない川や谷に梯子をかけ、高い崖の上からロープを垂らし、まさに道なき道を行く。

面白いのはある拠点にたどり着いてカイラル通信を繋ぐと、他のプレイヤーが設置した設備や落し物が現れ、それを利用できるようになることだ。同時に自分が設置した梯子等も他のプレイヤーが使用できるようになる。ゲーム内の人々が繋がるだけでなく、見知らぬプレイヤー同士も繋がるのだ。

さりげなく置いてある梯子や看板を見つけて、「あ、こっちからも行けるのか」と気付いたり、逆に苦労して崖を登ったら他プレイヤーのためにロープを設置しておいてあげたり、良い場所に橋が架かっていたら架けたプレイヤーに「いいね」をあげたり、逆にもらったり、この緩い協力プレイがとても面白い。初めて行く場所はカイラル通信が繋がっていないから、他人を当てにできずハラハラドキドキ。繋がったら協力しながら割とラクラク。このバランスがとても良い。

とはいえ、激しいバトルはほとんど発生しないため、人によってはつまらなく感じるかもしれない。結局のところ始終荷物を担いでヨロヨロと歩いているだけだし(途中からバイクやトラックを使えるが)、荷物を守るために敵はなるべく避けて進んだ方がいいしね。

効率の良い配送を考えたり、新しいルートを開拓したり、この辺の楽しさは「シムシティ」や「A列車で行こう」等の経営シミュレーションに通じるものがある。荷物の積み方をあれこれ試行錯誤するのはなんとなく「艦これ」で編成を考えるのにも似ている。おそらく『DEATH STRANDING』はアクションゲームよりシミュレーションゲームが好きな人が嵌まるだろう。

というわけで最後に私のプレイ動画を挙げておこうと思う。決してスーパープレイ動画ではないのであしからず。こんな感じのゲームだと雰囲気だけでも感じてもらえると嬉しいです。

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