マイクロフォーサーズ

一眼レフカメラというのは、メーカーが違っても同じようなデザインと機能を持っているが、実を言うと中身は各社バラバラでメーカー間の互換性はない。昔は画像を記録する媒体がフィルムであるという共通点があったけれど、デジタル時代になるとそれもなくなり、各社独自の方法と形式で画像を保存するようになった。さらに同じメーカー内でもセンサーのサイズが違ったり、使用できるレンズが機種によって制限があったりもする。
オリンパスの一眼レフは自らが提唱した「フォーサーズ」という規格に則って作られている。この規格はオープン規格で、メーカーが違っても規格に沿って作られた製品は全て互換性がある。とはいうものの、フォーサーズに賛同している企業は結構あるにはあるけれど、実際に製品を作っているのは、オリンパスとパナソニック、そしてシグマ(レンズのみ)の3社だけだ。
そんなところにフォーサーズの新しい規格「マイクロフォーザーズ」が発表になった。
ニュース記事
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/08/05/8979.html
マイクロフォーザーズの公式HP
http://www.four-thirds.org/jp/microft/
フォーサーズの要ともいえるセンサーサイズはそのままで、ミラーボックスを廃し、ライブビュー専用とすることで小型化を実現しようという規格のようだ。レンズは当然交換可能。従来よりもマウント径が小さくなるのでレンズは専用設計になりそうだが、今までのフォーサーズ用レンズはアダプターを介して装着できるらしい。センサーやボディの大型化で高画質と高機能を実現しようとしている大手メーカーと真逆をいく姿勢は、なんともオリンパスらしく痛快だ。
今は規格が発表になっただけで製品の姿はまだ見えないが、イメージ的にはシグマのDP1みたいな感じになるんじゃないかと予想。去年、小型軽量ということでE-410を買ったけど、持ち歩くという点においてはやっぱりコンデジの手軽さには敵わない。そこにコンデジ並みの大きさで、画質は一眼と同等、いろんな表現を可能にするレンズ交換式のカメラが出るとなったら……いや、マジで欲しいわ。これ出たら買っちゃうな、きっと(笑)
そんなわけで、今後どんなカメラが発表になるか期待して待つことにしよう。

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