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[A列車で行こう9]海の守り神と山の守り神 その3

バスダイヤを改正

当初設定したバス路線は、線路を敷いた後も相変わらずせっせとコミュニティバスが走り続けている。前回書くのを忘れたが、もう一台バスを購入し、住宅や店舗が立ち並ぶ幹線道路を走らせている。朝から晩までひたすら町と工場の間を往復しているのだが、沿線人口が増えて乗降客が増えているにも関わらず、なかなか黒字にならない。

運行状況を詳しく見てみると早朝から午前にかけて乗客が少なく、10人以下で運行していることもしばしば。午前は運行経費のほうが多くて赤字。午後になると乗客が増えて収支はトントンになり、一番多いのは帰宅ラッシュ時間帯17時から20時くらいで、こちらはバスの定員以上の満員状態になることも──もちろんこの時は黒字だ。そしてトータルで赤字になっている。

ならばやることはひとつ──乗客の少ない時間帯を切り捨てる! 始発を朝6時に設定していたのを繰り下げて10時始発に変更。すると利益は僅かだが黒字になった。

浜風岬線を延伸

唐突だが最初に敷いた鉄道路線を「浜風岬線」と呼称し、工場隣にある南の駅を「浜風岬」、北側の駅を「松風」と呼称する。

その浜風岬線のさらなる増益と周辺の発達のために線路を延伸してもう一駅作ることに。

自然発生の道路を避けてちょっとカーブさせて北に線路を延ばし、その先にまた電停駅を設置。この駅は「旗風」と名付けた。

わかりにくいが畑があるあたりに電停タイプの駅がある

運行ダイヤをちょっといじって三駅間で列車を往復させると最初から黒字。工場からトラックで資材を運び、供給を絶やさなければ松風駅周辺も発展するだろう。そして、そこにできた町を起点に環状線を建設していこうと考えている。

年100億以上の利益

下の画像は1997年12月末時点の決算書だ。

162億円の利益が発生している。利益の大半は資材の「輸出」によるものだ。ここから税金が50億円程度引かれるので手元に残るのはおよそ100億程度である。新たな路線を敷いたり子会社を作って利益を圧縮すれば税金は安くなるが、今はそんな余裕はない。ここから数年は投資を控え、溜まった資金を基に計画を推し進めていこうと思う。

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[A列車で行こう9]海の守り神と山の守り神 その4

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