「ガルパン 1/35 ポルシェティーガー-レオポンさんチームver.-」の製作(その1)

ドイツ軍は第二次大戦の初期にソビエトのT34など連合国の戦車に苦戦を強いられた戦訓から、強力な砲と分厚い装甲を装備した「ティーガー戦車」を開発した。開発の過程で、ポルシェ社とヘンシェル社によるコンペが行われたのだが、制式採用されたのはヘンシェル社のほうで、「ティーガーI」として知られているのはこちらのほうである。
「ポルシェティーガー」は、自動車メーカー「ポルシェ社」の創業者フェルディナント・ポルシェが設計したもので、エンジンで発電した電気でモーターを駆動させる、今でいうハイブリッドシステムを搭載するなど、あまりに先進的過ぎてトラブルが多発したため不採用となった。しかし、先行して90輌近い車体が製作されていたため、砲塔をヘンシェル社のものに換装して数両が実戦に投入され、残った車体は回転砲塔のない駆逐戦車「エレファント」に改造されて、これも実戦に投入されたそうだ。
『ガールズ&パンツァー』では、ポルシェティーガーは大洗戦車道チームの7両目の戦車として全国大会決勝戦から参加した。学園艦の倉庫に隠すように保管されていたものを自動車部が完全レストア。乗員はそのまま自動車部のメンバー4人が乗り込んだ。レストアされてもポルシェティーガーの気難しさは克服できなかったようで、時どきエンジンから煙を吹いたりしたが、走行中にエンジンを修理するなど、自動車部が驚異的な能力を発揮し、その重装甲、重火力は大洗の戦力であり続けた。そして最終話では、対戦相手の戦力を分断するために非常に重要な役割を果たすことになる。もう、あのシーンは涙無しには見られないっすよ、いや、マジで。
プラモのほうはプラッツから発売のガルパン公式キットを製作するが、グレードアップパーツと車長のナカジマのフィギュアがセットになったエキスパートセットを購入した。


相変わらずパーツの数は多いが、説明書によれば半分くらい不使用である。

これはグレードアップパーツ。
劇中に出てきたポルシェティーガーは試作型だけど、キットの中身は、実をいうと、実戦投入型なのだ。グレードアップパーツは劇中仕様に近づけるための追加パーツで、具体的には、砲塔上部のモヒカン、追加のジャッキ、増加装甲なしの正面装甲、が再現できる。

車長ナカジマのフィギュア。
今回は面倒なので作りません(笑)

ガルパンデカール。
使用するのは下の大洗校章とレオポンマークだけ。

説明書の手順に従って足回りの作製からスタート。

つづく

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