真夏のアクセラSKYACTIV!

今年の夏は冷夏になるんじゃないか、と言われていたが、蓋を開けてみれば、いつもと変わらない猛暑の夏となった。当然、クルマのエアコンはフル稼働。
エアコンのコンプレッサーはエンジン出力の一部を消費するので、エアコンを使用すると燃費が悪くなるのが普通だけど、エコを売り物にしているSKYACTIVエンジンはどうなのだろうか。
結論から言うと、従来のエンジンとなんら変わらず、燃費が悪くなる。コンプレッサーを動かさない時期の燃費は14~15km/Lだったが、エアコンを使用すると13km/L台に落ちてしまった。とはいえ、エアコンをガンガンに使用して13km/Lは2000ccエンジンとしては上出来ではないだろうか?
ただ、この数字はエアコンの設定温度によっては、もっと良くなるし、悪くもなる。アクセラSKYACTIVには「i-stop」なるアイドリングストップ機能があるが、動作条件に車内の室温が適正かどうかも含まれている。つまり、エアコンの設定温度と実際の室温がかけ離れていると、快適性を優先してエアコンを動かすためにアイドリングストップがはたらかないのだ。だから、設定温度を20℃とか、低めにしているとほとんどアイドリングストップしないし、逆に高めの27℃とかにしておくと、信号停止でほぼ毎回エンジンが止まる。
ちなみにアイドリングストップでエンジンが止まるとエアコンは送風だけになる。冷風が出ないので室温が上昇していくが、設定温度との乖離が大きくなると自動的にエンジンがかかり、エアコンが動作する仕組みになっている。
そんなわけで、エアコンの設定次第でアイドリングストップしている時間が変化し、燃費も変わってくるのである。
なお、13km/L前後というのは、温度設定25℃のときの数値である。通勤時間帯なら、これでおよそ1分くらいi-stopがはたらく。通常の信号待ちはたいてい1分以下なのでこれくらいがちょうどいい感じである。

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