【ゲーム】OPERATION FLASH POINT : DRAGON RISING【PS3/XBOX360】

近年、急速な経済発展を背景に横柄な態度や発言が目立つようになった中国。特に日本に対しては過去の歴史的因縁から何かといちゃもんをつけてくる。尖閣諸島問題然り、レアアースの輸出規制然り。ネットの情報に煽られた人びとが反日デモをしたりもする。
でも、連中がデモで「小日本」「日本鬼子」(ともに日本の罵倒語)を叫んでも、当の日本人は全然なんとも思わないんですけどね。日本は普通に国土が小さいし、日本鬼子なんて和風ファンタジーに出てくるヒロインの名前みたいじゃないですか。中国じゃ鬼って、幽霊みたいな薄気味悪い化け物のことらしいけど、日本で鬼は「怖いけど強い存在」「凄いパワーを発揮している状態」のことを表すから、その強さにあやかりたいと思いもあって悪いイメージがあまりない。だから日本鬼子なんていわれても、「どこの美少女サムライだよ!?」と思うだけだ。
まあ、その辺のことは置いておいて、最近の中国の傍若無人ぶりに辟易している御仁は結構いるのではないだろうか?


『OPERATION FLASH POINT : DRAGON RISING』は、樺太の南に位置する架空の島スキラが舞台の軍事FPSだ。FPSとはなんぞや? これは「First Person Shooting」の略で、一人称視点で進むシューティングゲームのことなのだ。まさしく主人公の「視点」が画面に表示され、主人公が歩いたり走ったりするとそれにあわせて画面も上下左右に動くため、うっかりすると3D酔いしてしまう。
話を戻すと、スキラ島は日本近海にあるロシア領なのだが、石油が湧き出る夢の島なのだ。ありえねーーー! 日本の近くにそんな島があるなら、北海道の稚内や礼文島あたりでも石油が出ててもおかしくねーぞwwww どこのどいつがこの設定を考えたんだ? どうせ極東のことなどろくに知らない能天気なアメリカ人だろwwwファキューとかサノバビッチとか言いながら考えたんだろwww・・・いや、知らんけど。
そんでもって、軍の強硬派が実権を握った中国がロシアとの関係を悪化させ、こともあろうに、この夢の島を石油欲しさに強引に占領してしまったのだ。なんてこった! 日本海を縦断していく中国の輸送艦隊を黙って見てたのかよ、自衛隊は! そこに現れたのが世界のお節介焼き、もとい、世界の警察、アメリカなのだ。何を思ったのか、アメリカはロシアに味方してスキラ島を奪還するために海兵隊を乗せた強襲揚陸艦イオージマを派遣したのだった。プレイヤーは海兵隊員となってスキラ奪還作戦に参加することになる。敵は中国人民解放軍。さあ現実にも増して傲慢な中国人を懲らしめようじゃないか。
ド派手な演出のFPSが多い中で、このゲームはリアルさを追求して作られている。場を盛り上げるBGMはなく、聞こえるのは、自分の足音や息遣い、交戦する敵味方の叫び声、発砲音、遠雷のような砲声等、実際に戦場にいたら、きっとこうなのだろうと思わせる臨場感が素晴らしくもあり、恐ろしくもある。ステージの進行も敵陣に飛び込んでマシンガンをバリバリ撃つのではなく、可能な限り戦闘は避け、損害を最小限に抑えて立ち回るほうが任務を達成しやすい。もちろん中国軍と激しい銃撃戦を繰り広げるのだって全然かまわない。どう立ち回るかはプレイヤーしだいなのである。ま、あまり好戦的だとすぐに弾切れになっちゃうけどね。
ミッションは雑魚を倒しつつ最後のボスと対戦という、ゲーム的な流れではなく、「上陸作戦に邪魔な対艦ミサイル陣地をヘリボーンで強襲しろ」とか「レーダー基地を砲撃するためにその場所を特定しろ」とか「敵の砲撃が厳しいから敵の観測班を探し出して叩け」とか「墜落した味方ヘリの乗員を救出しろ」とか、現実の軍事作戦に即したものばかりだ。登場する兵器も現実に存在するものが多数登場し、ヘリを操縦したり、M1エイブラムス戦車に乗って戦車砲をぶっ放すこともできる。
とにかく、リアルなミリタリーゲームをしてみたい人はこのゲームをプレイすることをお勧めする。リアルといっても衛生兵の注射一本でどんな重傷も一瞬で治ってしまうなど非現実的な要素はあるけれどね。
続編の『OPERATION FLASH POINT : RED RIVER』は、タジキスタン等の中央アジアが舞台だそうだ。敵はやっぱり中国軍。こういうゲームが出続けるあたり、アジア諸国だけじゃなく、欧米の人びとも、冷戦時代のソビエトみたいに、中国を脅威として捉えているのかもね。