新PCとWindows7

10月22日にMicrosoftのパソコン用OS「Windows7」が発売された。そのひとつ前は「VISTA」というバージョンだったが、自分のPC環境はVISTAの更にひとつ前の「XP」で止まっていた。
昔のWindowsは決して安定しているとは言い難い代物で、パソコンで仕事中に「不正な処理が発生しました」などと表示されてそれまでの作業がパーになったことが誰にでもあるだろう。それゆえに当時は、新しいものは今より幾分でもましだろうと期待して、新OSが出るたびにそれに飛びついていた。しかし「Windows2000」あたりからちょっとやそっとのことでアプリケーションが落ちることはなくなり、エラーが出たとしてもOSごと固まってしまうことは稀になった。ちゃんと動くんならなにも最新OSを追い求めなくてもいいじゃない……ということで家のPCは「XP」で更新が止まってしまったのだ。そのXPだって新しいパソコンを買ったらたまたま標準で搭載されていたというだけで積極的にXPを選んだわけじゃない。
しかしながら、今回の「7」は発売早々に私の手元に来た。
春頃からメインで使っているパソコンのHDDが、大量のデジカメ画像のせいで空き容量が少なくなり、ノートPCゆえに増設も簡単ではなく、そろそろ購入から5年経つし、それならばPC自体を買い替えようと考えていた。その時すぐに買ってもよかったのだが、新しいOS「Windows7」が出るとの情報があったので、買うならそのタイミングだと先送りしていた。そして「7」発売を機に新PCを発注した。
買ったのはDELLの「Studio 1555」というノートPCで、自分で好きな仕様にカスタマイズできる直販モデルである。こういったカスタムモデルは自分の好きなパーツを選択できるところに利点あるが、私は高性能のパーツを選択することよりも要らない機能を省けるところに魅力を感じる。量販店などで売っているパソコンは、要らない機能やソフトのてんこ盛りで、そのために高額になってしまっている。だから使わない機能は最初から省いて安く済ませようというわけだ。今回、ノートPCということでカスタマイズできる項目はそんなに多くはないものの、性能強化はメモリを標準4GBから6GBに増設した程度で、Bluetoothなど自分に必要のない機能は全部カット。選んだOSは「Windows7 Profesional 64bit」である。
さて、使ってみた印象だが、パソコンの性能が底上げされているので旧PCと比べるとサクサク動くのだけれど、Windows7はXPと比べるとインターフェイスがずいぶんと変わっている。操作に関しては基本的にそう変わらないのだが、デスクトップやメニューバーが異様にすっきりしているなど、見た目が変化しているので、戸惑うのだ。でも、必要なソフトをインストールしていくとデスクトップにポコポコとアイコンが湧いてきて、「ああ、紛うことなくWindowsだ」とちょっと安心(笑)
無線LANの設定でつまずいたが、これはアクセスポイント(AP)のアンテナ機器が古すぎて最近の無線機器に対応できていなかったのが原因だった。これはAPを新型に交換することで解決。予想外の出費だったけど、ゆくゆくは更新しようと思っていた機器なのでよしとしておこう。
とりあえず古いPCでしていたことを新PCでできるようにしたものの、ひとつ誤算があった。カーオーディオで聞くためのMDを編集するソフトが64bit版Windowsに対応していなかった。いや、CDをMP3等に変換するソフトは動くのだが、データをMDに転送するデバイスドライバが対応していなかった。う~む、いまどきMDってのも流行らんし、そろそろカーオーディオも更新したほうがいいのかもな。ま、古いPCは捨ててしまうわけじゃないしMDの編集は引き続きそっちですることにしよう。


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