E-410 インプレッション

オリンパスのデジカメは色がこってりと乗った画像を作る傾向がある。特に青の表現が独特で、その青は「オリンパスブルー」と呼ばれている。E-410にもオリンパスブルーのDNAが受け継がれているのだろうか? 青空を写して確認しようと思ったけれど、外はあいにくの雨。仕方がないので、高感度の特性や、ライブビューなどの使い勝手を確かめるために出かけることにした。行った場所は、愛知県長久手町にある「トヨタ博物館」。
館内ではISO800を基本に特に暗い場所ではISO1600に感度を上げて撮影。レンズは、ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6。データは、RAW現像の環境がまだ整っていないため、JPEGのみで記録した。


本格的に使ってみた第一印象は、エントリーモデルにしては機敏に動くってこと。シャッター音はやや大きいが、甲高く「パシュン!」と聞こえて、なんかカッコいいw AEの露出はややアンダー傾向のようだ。
AFはレンズ内モーターによる駆動で、合焦速度は平均レベルといったところ。抜群に速いとはいえないが、遅くもない。AF速度はモーターの性能によるところが大きいと思われるので、シグマのHSMレンズなんかを着ければAFも速くなるのではないだろうか。



ISO1600で撮影。小さい画像がオブジェのくちばし部分の当倍トリミングである。
背景のぼけにざらつき感が出ているが、ピントがきている部分のノイズはかなり少ない。ディティールもよく残っている。これは充分実用になりそうだ。

ライブビューを用いてローアングルで撮影。被写体はトヨタ2000GT。
モードをライブビューに切り替えるとミラーアップしてシャッターが開放され、背面液晶にレンズが見ている映像が映る。構図を決めてシャッターボタンを押すと、いったんミラーが戻って測距し、またミラーが上がってシャッターが切れる。この一連の動作はパタパタパタと結構せわしない。シャッターボタンを押してからのタイムラグが大きいので一瞬のチャンスを狙うような撮影には向かないなあ。
気になったのは、カメラを上から見下ろすような体勢だとアイカップが邪魔になって液晶画面が見辛いこと。ローアングルで撮影するときは自分の目線も低くしたほうがいいだろう。
とりあえず使ってみて、動作が機敏で高感度に強いとわかり、非常に満足だ。ライブビューの使い勝手がいまいちだけど、これはオマケみたいなものだと割り切れば問題なし。
正直なところE-410がここまでいい出来だとは思っていなかった。これではニコンの出番が大幅に減ってしまいそうだよ。いやまじでw

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