PEUGEOT 207 試乗

なんだかんだいっても、やっぱり気になるPEUGEOT 207
ディーラーから「是非御試乗を!」みたいなメールが届いたので行ってみることにした。
ディーラーで試乗できるのはGTというスポーツグレードのみ。3ドアのMT車だ。ま、今のところ購入できるのはこのグレードのみで、5ドアのAT車は5月くらいに発売になるそうだ。
試乗してみて気が付いたのは、クラッチが異様に軽いこと。ていうか206のクラッチが重いってことなんだろうな。慣れるまでは繋ぐタイミングがいまいちわからずギクシャクしてしまったけれど、これはすぐに慣れてしまった。
次に気が付いたのはステアリングの軽さ。担当の営業くんによれば、207は電動パワステになったんだそうだ。206の重い油圧パワステに慣れてしまった身には、なんだか国産車を運転しているような気分にさせられる。そのくせ、ハンドルをいっぱいに切ったら急に重くなってくる。カーブや交差点を曲がるときは、キックバックが弱いため、ついつい多めにステアリングを回してしまう。スポーツグレードでこれはいただけない。でも、営業くんによれば高速を走るとしっかり感が出てくるとのこと。本当かどうかはわかりませんが。
エンジンは1.6Lターボだが、ターボラグは感じられない。ターボだからって気合を入れなくても大丈夫のようだ。加速感は2Lの206S16とほとんど変わらない。ついでにいうと、足回りも206のS16と大して変わらない。「しなやか」というより、「かっちり」とした印象だ。
全体的に207は、206よりいろいろな部分が少しずつよくなっている印象を受けた。206ではダメダメだったペダルレイアウトは幾分まともに改善されていた。不評だったワイパーも左ハンドル用を改造したものではなく右ハンドル専用になっていた。206ではいまいちだった静粛性・遮音性は、格段に向上している。内装の質感も上々だ。
じゃあ、207GTが欲しくなったかというとそうでもない。なぜかというとトランクの容量が小さいからだ。帰省時に3~4人の人間を乗せ、その荷物とお土産なんかを積むと206SWのカーゴスペースは満杯になり、積みきれない荷物をルーフキャリアに山盛りにしているような状況では、207ハッチバックの荷室容量では全然足りない。
だから、やっぱり、自分が207を買うとしたら、ワゴンタイプのSWが導入された後だ。
いよいよ買い換えというときは、プジョー以外の車も検討するけどね。

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