「あたしの歌を聞けえ!」── マクロスFRONTIER Blu-ray DISC 第1巻

25年前、『超時空要塞マクロス』から始まったマクロスシリーズ。その集大成が『マクロスFRONTIER』だ。昔マクロスにはまった私が春にブルーレイレコーダを買ったのはひとえにこのアニメを見るためだったのだ。
毎週録画して見ているけど、映像特典目当てにブルーレイディスクも購入。アナログとは一線を画す地デジの高画質に満足していたが、それを上回るブルーレイの画質に驚愕! いやー、マジでブルーレイ買ってよかったわ。
マクロスにはシリーズを通して共通のキーワードがある。それはすなわち、「戦争」「歌」「三角関係」である。マクロスと名が付く作品には必ずこの三つのキーワードからなる要素が含まれている。一見するとガンダムのようなリアル志向のロボットアニメのようだが、マクロスの本質は三角関係から生じるメロドラマだ。それがSF的、ロボットアニメ的に味付けされているのである。昔はクオリティの高い戦闘シーンやアクションシーンに目を奪われがちだったが、大人になって旧作(特に初代マクロス)を改めて観てみると、ちょっとこっぱずかしい展開に赤面しちゃいそうだよ、いやホントにw


『マクロスF』は、初代マクロスより半世紀後のお話。
50年前、巨人族ゼントラーディとの宇宙戦争で絶滅の縁に立たされた人類は、一人の歌姫の働きでゼントラーディと和解し、両者は共に歩むものとなった。その後、戦争の教訓から絶滅を回避するため、種としての人類を宇宙に広げる「人類播種計画」を推進してきた。「フロンティア船団」は、人類播種計画に基いた移民船団のひとつだ。『マクロスF』の物語は主にここを舞台に繰り広げられる。
移民船団といっても狭い船室に大勢の人が押し込められているような光景を思い浮かべてはいけない。ドーム状の船体には街や森や海まで造られていて、昼も夜もあり、人々は地上で暮らすのと殆んど変わらない生活をしている。
主人公、早乙女アルトは美星学園パイロットコースに通う高校生。
あるとき、「ギャラクシー船団」の歌姫シェリル・ノームがコンサートツアーでフロンティアを訪れる。コンサートのアトラクションに出演するためコンサート会場にいたアルトは、そこでシェリルと出会う。また、シェリルに憧れる少女ランカ・リーはシェリルのコンサートに行く途中に道に迷い、アトラクションの準備をしていたアルトと知り合う。
さあ、早速「歌」と「三角関係」が出てきました。まあ、第1話の段階ではヒロイン二人がそれぞれアルトと出会っただけなんですが。
そしてシェリルのコンサート中に謎の敵「バジュラ」がフロンティア船団を襲う。船団の防衛を担う新統合軍は苦戦を強いられ、フロンティア政府は最新鋭の装備を持つ軍事プロバイダー「SMS」に出動を要請する。さあ、お約束どおり「戦争」も始まりました! 今後物語はどんな風に進んでいくんでしょう。あんまりベタなメロドラマは勘弁してもらいところだ。
『マクロスF』はシリーズの集大成ということもあって、旧作のオマージュが随所に見られる。第1話では、敵襲でコンサートが中断になるところなんて『劇場版マクロス愛おぼえていますか』の冒頭シーンそっくり。コンサートの開始を告げるシェリルの叫び「あたしの歌を聞けえ!!」は『マクロス7』の主人公・熱気バサラの決め台詞そのものだ───そう『マクロスF』は旧作を知っていればニヤリとほくそえむシーンが満載なのだ。
マクロスシリーズの大きなテーマである「歌」も、音楽担当の管野よう子氏の才能が如何なく発揮されていて、素晴らしいものに仕上がっている。各場面での曲の使い方も秀逸で、シェリルのコンサートの裏で高速で展開される戦闘シーンがシェリルの曲とシンクロしてついついのめりこんでしまう。既にOP、EDテーマや挿入歌のCDが発売になっているが、アニソンとしてではなく、普通に他のアーティストの曲と比べても遜色のないできだ。こちらのほうもお勧めである。
マクロスFの公式サイトはこちら
http://www.macrossf.com/
マクロスシリーズの公式サイトはこちら
http://www.macross.co.jp/

「あたしの歌を聞けえ!」── マクロスFRONTIER Blu-ray DISC 第1巻」への2件のフィードバック

  1. そねびー

    いいなあブルーレイ。実は私もこれの7話あたりを観て、欲しくなったのですが、予算が(^^;

  2. 再生するだけならPS3という安くて非常に優秀なゲーム機能つきBD再生機がありますぞ。

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