インテグラに乗って思い出すこと

タイミングベルトの交換で206SWをディーラーに預けてきた。
作業は2~3日かかるそうで、車なしでは仕事に行けないので代車を借りたわけだが、その車がホンダインテグラだった。
「Type R」とかじゃなくて普通のグレードで、しかも割と珍しい4ドアハードトップである。古いモデルではあるが、走行距離は3万キロちょっとしかない──おいおい、俺の206より走ってないじゃないの。
こいつを動かしてみると何か懐かしい感じがする。セルモーターの音、エンジン音、ATの癖、ステアリングの感触……そうだ、思い出した。手放した親父のシビックにそっくりだ!
それもそのはず、このインテグラは親父が人生の最後に買ったホンダ・シビックフェリオ、いわゆる「EGシビック」あるいは「スポーツシビック」をベースに作られているのだ。兄弟車を乗り比べたことってなかったが、ここまで似ているとはねぇ……。
インテグラに乗って元気だった頃の親父を思い出した。自分の目からみるとシビックは特に運転が楽しい車ではなかったが、親父はベタ惚れで、結局10年乗り続けた。そのシビックは、親父が亡くなった後、206SWの下取車として手放してしまった。
あれからもうすぐ2年が経つ──もう2年か……。

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