206日記
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2000年4月4日(火) デジカメを買った。 ことの発端は、私の勤めている会社のある部署がデジカメを買いたいと言い出したことにある。なんでも社内や顧客向けの報告書用の写真をデジカメで撮りたいというのだ。そんなの普通のカメラで撮ればいいじゃん・・・と言い返したが、フィルム代や現像代が馬鹿にならんという。おいおい、そんなにいっぱい報告書を書いてるのか? そんなの聞いたことないぞ。・・・とにかく予算はちゃんと確保してあるというので、社内のOA全般を扱っている私がデジカメの機種を選定することになった。そんでもって、パソコンショップやカメラ屋でカタログをもらってきて検討しているうちに、個人的にも欲しくなってしまったのだ。ほとんど衝動買いである。 実は、同じソニーのデジタルマビカというデジカメを既に1台持っているのだが、これには前々から不満があった。デジタルマビカは記録メディアがフロッピーディスクってところが売りのカメラだ。記録メディアの単価が安くて、FDドライブがついているパソコンならすぐに画像を取り込むことができるので、その点は便利なのだが、容量の少ないFDに記録する関係上、画像の圧縮率が高くて画質が今一歩なのだ。それに、ボディが一眼レフ並にでかい。 コンパクトで画質のいいデジカメが欲しい! 当然のことながら、どんな高性能のカメラであろうとも、持っているだけでは何の役にも立たない。被写体あってのカメラである。ホームページを運営している関係上、私の当面の被写体はやっぱ206かな。 そう思い立ち、地図を見ながらどこへ行こうかと思案する。有名なところに出かけるのは面白味に欠ける。ドライブしながら誰も知らない穴場を見つけてやろうか。そんなことを考えながらウキウキした気分になれるのも、クルマを所有していればこそである。そのクルマがプジョー206だったりすればなおさらだね。 |
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2000年4月8日(土) 4日に買ったデジカメの試し撮りをしたくてドライブに出かけた。名古屋の桜は昨日から咲き始めたが、まだ満開とまではいかない。ま、試し撮りだから被写体はなんだっていいか。 まずは財布の中身を補充するために藤ヶ丘(名古屋市名東区)の某銀行へ向かう。藤ヶ丘では今日から桜祭りが行なわれるらしい。まだ三分咲きといった感じだが、通りの桜並木がきれいだ。
銀行でお金を下ろした後、東名阪道と名古屋高速を経由して名古屋の中心街へ。 さて、これからどこへ行こう。適当に地図を開いて目的地を選ぶ。う〜ん、そうだな、犬山のあたりにでも行こうか。そう決めると名古屋の中心街を抜け、国道41号線を北上。途中、名古屋空港付近で406クーペと遭遇。小牧インターまで、ずっと206の後ろに付いてきた・・・いくらでも抜いていくチャンスはあったのに・・・同じレアなプジョーってことでむこうも意識していたのだろうか。
そうこうしているうちに犬山に着いたが、そのまま通過。岐阜県の美濃加茂付近で右折して国道21号線へ。そのまま道なりにまっすぐ進んで土岐市に入る。なんか腹減ったな・・・と思ったら「カレーのココ一番屋」を発見。駐車場に滑り込む。そこでハンバーグ&チーズのミックスカレーを食べて再び出発。 燃料を補給して再々出発。またもや適当に地図を見てルートを決める。県道19号線から国道363号線まで行き、瀬戸経由で名古屋まで戻ろうか。県道19号線は初めて通る道だが、国道363号線はよく知っている道である。なぜなら走るのがちょっと楽しい道だから、暇なときによく走りにいったりするのだ。
瀬戸に着くと、定光寺というところに桜がきれいな場所があるのを思い出す。ちょっと行ってみるか。が、しかし、こちらの桜はまだつぼみのままだった。しょうがないから森の小道に入って目についたものを写真に撮る。
・・・とまあ、気ままに写真を撮りながらドライブしてきた。シャッターを押した回数は48回。8MBのメモリは半分も使っていない。う〜む、大須で32MBを買ったのは余分だったかな。 |
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2000年4月16日(日) 奥矢作でオフラインミーティングを開いた。 前日はかなり本格的な雨で、オフ会に備えて洗車するついでにご近所同士で洗車オフをしようと思っていたが、それはかなわなかった。インターネットを巡回してみると、その雨の中、御殿場でフレンチブルーパーク(FBP)の総会が実施されたらしい。あちこちのBBSで興奮冷めやらぬといった雰囲気の書き込みが見られる。なんでも100台以上のプジョー車が大集合したとのこと。すげぇと思いつつも主催者はたいへんだったろうな、とも思う。自分のHPで主催するオフ会はあくまで小規模でいくつもりだ。私の企画するオフ会は断じて“イベント”ではない。ドライブ・・・「みんなで一緒にドライブに行こう」という乗りなのだ。 Fine Blueの掲示板には、参加したいけど仕事で来られない、といった書き込みも見られた。
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2000年4月22日(土) 純正のオーディオに特に不満があったわけじゃない。しかし、お気に入りの音楽を収めたカセットテープが30巻に迫ろうという状況では、なんとかスリム化を図ろうと思うのは当然だろう。もうほとんど聴かなくなったテープを処分してしまえばそれで済むかもしれないが、結局それは一時凌ぎでしかない。ここはひとつ夏のボーナスが出たらオーディオユニットを交換するとかして、根本からスリム化を行なおう。 最初考えたのは、10枚くらい収められるCDチェンジャーを買ってお気に入りのCDをそこに放り込んでおくこと。しかし、CDチェンジャーは設置場所の関係でトランク内のスペースが犠牲になる。特に理由はないが、トランクはできるだけ広く使いたい身としてはなるべく避けたい手である。 MDデッキは最初から除外。なぜならMDに録音できる機械が家にはないのだ。 まあ、ウダウダ考えていてもしょうがないので、どんなものがあるか、カー用品のお店に見にいこう。 それで、いろいろ見て回ると、KENWOODからMP3対応のCDデッキが出ていることがわかった。普通のCDプレーヤーとしても使えるが、MP3ファイルを保存したCD−R/RWを入れるとMP3プレーヤーとしても使える代物だ。う〜む、そういえば、某メーリングリストでこいつに関する投稿を見たな。CDの曲をMP3に圧縮すると1曲だいたい3〜5MBだ。CD−Rの容量は650MBくらいだから単純に計算して100曲以上保存できる計算だ。ということは、いまクルマに常備しているカセットはCD2〜3枚くらいになってしまう。こいつはいい! こいつにしよう! しかし、人気商品らしく、在庫のある店がない。いかん、「夏のボーナスが出たら」なんて悠長なことを言っていたら手に入らないかもしれない・・・という根拠のない衝動に突き動かされ、下調べのつもりがすっかり買う気になって、知ってる限りのカー用品店を訪れた。そして最後に訪れたオートバックス某店でMP3対応のCDデッキの現物が展示してあるのを発見。それで近くにいた店員にきいてみた。 「これ欲しいんだけど、プジョー206に取り付けはできますか?」 おおっ、リモコンのことを知っているとは、おぬし、ただものではないな。ならば、オーダーするのに躊躇はいらぬ。あ、支払いはカードでお願いします(^^;; 取り付けが済むと、早速家に帰り、適当なMP3ファイルをCD−Rに焼いて試聴してみた。 音に関しては特に問題はない・・・ていうか、今までとの違いがよくわからん。音には全然こだわりがないし、これまで不満はなかったのだから、まあ、こんなもんじゃないでしょうか。 概ね満足したら、カセットテープをダッシュボードやリアシートから撤去した。さらばカセットよ。CDをカセットテープに録音するのはそれなりに楽しい作業だったが、それはもう必要ない。これからは、CDをMP3にエンコードしてCD−Rに焼く作業があるがな。
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2000年4月29日(土) インターネット上には、さまざまなコミュニケーションの場が存在する。メーリングリスト(以下ML)もそのひとつ形態で、メンバーに登録した人にしか見えない閉じた世界ではあるけれど、メンバー同士の間では活発に情報のやりとりが行なわれている。なかには閑古鳥が鳴きっぱなしで自然消滅してしまうMLもあるが・・・。 「プジョー206メーリングリスト(以下206ML)」も活発なMLのひとつで、一日に50通もメールが届くこともしばしばである。ちょっと目を離していると、未読150件なんてあたりまえである。シャレにならんよ、まったく(^^;; ま、それは置いといて・・・ 206MLのオフ会が大阪市此花区の舞洲で行なわれたので行ってきた。実は大阪にクルマで行った経験があまりないのだが、中部地区から参加する人達と一緒に行くことになったので・・・まあ、なんとかなるでしょ。 このオフ会は、大阪在住のディーゼルさんが購入されたプジョー206のディーゼルエンジン仕様をみんなで見学しようというのが、そもそもの発端だった。最初はこじんまりと実施するつもりで「関西ミニオフ」と称していたのだが、参加車両が17台プラスアルファということになってしまい、全然「ミニ」ではなくなった。しかし・・・しかしである。私にとってこのオフ会は「ミニ」オフなのだ。なぜなら、参加車両の中に「ミニクーパー BSCC Limited」が含まれているからだ。プジョー206のオフ会にもかかわらず「久しぶりにミニに乗れるぞ、うっしっし」と内心ほくそえみながら、会場入りしたのは私だけに違いない。誰がなんと言おうとも、ミニは自分にとって今でも忘れ難い思い出のクルマなのだ。 会場となった舞洲ベースボールスタジアム近くの駐車場には、西は広島、東は東京から、飛び入り参加も含めて17台の206が大集合した。私も何度かオフ会を企画したり参加したりしてきたが、これだけたくさんの206を目の当たりにするのは初めてだ。 ディーゼルさんには、「是非試乗してみてください」と誘われ、「ディーゼル号」を運転させてもらった。そのレポートはこちらを見ていただきたい。 そして、個人的最大の目的、ミニの試乗も実現できた。この場を借りて、「ミニクーパー BSCC Limited」の試乗を快諾くださったオーナーのバロンさんにお礼を言いたい。 やっぱりミニはいい!何がいいとは、なかなか言い表せないが、「てめー、遅いんだよ!」「うるせー、遅いのは、おめーの腕のせいだ!」とクルマと喧嘩しながら人もクルマも熱く一体となって走るような感覚は206からはなかなか得られない。206はどちらかといえば、なんでもそつなくこなす優等生のようなものだ。「あちゃー、ブレーキング失敗した」「OK、マイケル、大丈夫だ、僕がフォローしておいた」といった感じなのだ・・・ってマイケルって誰だよ!(^^;; しかし、私が再びミニのオーナーとなることは9割方ないだろう。乗るのはいい。すごく楽しい。だが、所有するのはもう勘弁である。細かいトラブルが多すぎるのだ。自分でクルマをいじれる人なら故障も笑って許せるかもしれないが、いじれるだけの知識も技術も道具もない私には辛すぎる。いや、私自身はいいのだが私の財布が辛いのだ。 まあ、206は優等生といっても、宴会の席にもやってこないほど真面目くさった奴ではない。時にはハメを外して「あの人にはあんな楽しい一面もあるのね」と言われたりもするのだ。でなければ、私の車庫にライオンのエンブレムを付けた青いクルマが入っているわけがない。
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