206日記

2002年2月

ヘッドライトバルブを交換しようpart1

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2002年2月11日(月)

納車から2年半も経つと納車時の熱狂も冷め、206は日常の一部となってくる。特別な存在から、あたりまえの存在へ・・・それは「かけがえのない」と言い換えることもできるかもしれない。

206が日常の一部となったのは通勤に使い出したことが大きい。おかげさまで、休日にのみ乗っていたころとくらべて、ひと月の走行距離が倍くらいになった。毎日乗るから車のコンディションにもちょっと気を使うようになった。といっても、オイル交換をマメにするようになったくらいだが。

通勤に使うようになって、いままでとはいちばん変わったのは、夜に運転する機会が増えたことだ。会社からの帰りは、たいてい暗くなってからなので当然だろう。

206のライトは暗いとよくいわれるが、明るい街中を走るぶんには何の問題もない。ところが、明かりの少ないところを走ると噂どおり視界が悪くなる。そんなわけなので、機会があればヘッドライトのバルブを明るいものに変えようと考えている。

というわけで、バルブはまだ購入していないが、とりあえずバルブの交換ぐらい自分でやろうと思い、洗車したついでにボンネットを開けて、バルブの外し方を確認してみた。

しかし、206のエンジンルームはせまい。バルブひとつ外すにもせまい隙間に無理矢理手を突っ込まなければならない。幸い、私は工具箱に軍手を常備しているので、それを保護具がわりにした。軍手がなかったら手が切り傷だらけになっただろう。

で、取説を見ながらコネクターとゴムカバーを外すところまではうまくいった。

ところが・・・

バルブは金属のフックで固定されていて、そのはずし方がわからない。押したり引いたりいろいろ試してみたが、びくともしない。説明書にはただ単に「フックをはずし・・・」と書いてあるだけである。

・・・

・・・

だから、どうはずせばいいんじゃい!!

あきらめた。今日はあきらめた。だが、このリベンジはいつか必ず・・・。

たかがバルブ、されどバルブ・・・道は長い……かも?


※この件に関してアドバイスできる方は掲示板に投稿するかメールください(^^;;

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プジョー乗りはつながっている
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2002年2月12日(火)

とあるプジョー乗りのサイトで、名古屋高速の環状線でランデブー走行をしようという話が持ち上がり、どういうわけか平日の夜に決行することとなった。それが今日である。そのサイトオーナーのwarao氏とは、以前、プジョー乗りが集まった飲み会でお会いしたことがあり、しかも、現在お乗りの205GTiが納車になった日に、偶然名古屋高速でランデブーした前科があるものだから、自分もこのイベントに参加することにした。集合場所は会社からの帰り道に近いし、時間もちょうど帰宅時間と重なる。

しかし、名古屋は昨夜から雪が降り、朝目覚めると窓の外には雪景色が広がっていた。206にはスタッドレスタイヤを履かせていないので、こんな日はスタッドレスつきの親父のシビックで会社に行くことにしているが、今日は覚悟を決めて206で出かけることにした。プジョーの集まりに、プジョーでいかないでどうするのだ? 雪景色といっても、建物の屋根にうっすらと雪が積もっているだけで道路には積もっていないから、そう心配することはないだろう。もっとも、それでも、名古屋の街は大混乱になるのだが。

夜になり、時間に間に合うように適当に仕事をかたづけ、集合場所に向かった。雪は昼間のうちに消えてなくなり、行く手を阻むものはなにもない。

集合場所の東新町交差点には3台のプジョーとルノーが1台が集まった。しばし歓談の後、高速に乗るとさらに2台のプジョーが合流してきた。走りながら台数を増やしていくなんてなかなか面白い光景だ。

その後、環状線を何周か周回し、高速を降りて、名古屋インター近くのラーメン屋で夜食をとった。食事をしながら話してみると、家が近所だったり、同じ会社や、同じ業種で働いていたりと意外なつながりがあることがわかった。フランス車乗りのオフ会に、たまたま集まっただけだというのに、世の中狭いものである。

しかし、ほんの数ヶ月前は赤の他人だったというのに、いまは単なる同好の士を超えた仲間として、同じ道を走り、平日の深夜にラーメンを食いながらプジョーについて語るなんて、よく考えてみればすごいことだ。

・・・うむ

それはつまりこういうことなんだと思う。

プジョー乗りはつながっている。そして惹き寄せられる。プジョーが好きだという思いによって。

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ヘッドライトバルブを交換しようpart2
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2002年2月17日(日)

午前中、オイルとバッテリーの交換にディーラーにいった。消耗品の交換だけのつもりでいたが、各部の点検もすすめられたので、やってもらうことにした。納車以来、2月と8月の半年ごとに点検の案内がきていたのだが、今回はこなかったので、保障期間が過ぎたらもう案内はこないのかな、と思っていたけれど、実はディーラーの担当者が変わって仕事の引継ぎのごたごたで案内を出すのを忘れていたらしい。

点検の結果はとくに記すことはない。不具合はなく、きわめて快調ということだ。ただ、ワイパーのゴムがそろそろダメになりつつあるとのこと。確かにフロントワイパーがビビることがあるし、リアワイパーのゴムがびろんとなっている。でも、まあ、急いで換える必要もなさそうなのでもうしばらくこのままにしておこう。

AcDelcoバッテリー帰り道、バッテリーを交換した影響からか、オーディオの音量が大きくなっているのに気が付いた。前とおなじ音量設定にしても、あきらかに音が大きいのだ。バッテリーがハイパワーになったからか、前が貧弱だったのかわからないが、家に帰って、ボンネットを開けてみたら『ACDelco』というメーカーのバッテリーが装着されていた。正直いって、このメーカーが有名なのか無名なのか、評判がいいのか悪いのかわからない。でもまあ、ディーラーもいいかげんなメーカーの部品を採用したりはすまい。おおっ、そういえば、しげドンのアーシングも、いじられずに、そのまま新しいバッテリーにつながっているではないか。うむ、満足じゃ!

午後、先週につづいてヘッドライトバルブの交換にチャレンジすることにした。前回のように、はずし方を調べるのではなく、実際にバルブを交換するのだ。それにはまずバルブを購入しなければならない・・・というわけで、カー用品のお店に向かった。

いやあ、一口にバルブといってもいろんな種類があるなあ。いろいろ迷ったが、とりあえず、2灯式の206に適合するH4タイプのバルブから、BOSCHの『COOL WHITE』をチョイス。60/50Wの電力で120/110W並みの明るさの高効率バルブである。樹脂レンズにもOK。色は白だが若干青みがかっているようだ。選択の決め手となったのは値段。だって、4980円のところを2980円の特価で売ってたんだもん(^^; それと、BOSCHの適合表にちゃんと206が載っていたから・・・適合表に載っているってことは、メーカーでなんらかの検証をしたってことでしょ。

レジで精算を済ませ、206のところに戻ると、ボンネットを開けて、さっそくとりつけにかかる。

まずは左のライトからだ。先週やったようにコネクターとゴムカバーを外した。問題はここからだ。バルブを固定しているフックを外しにかかる。日記でアドバイスを求めて、掲示板やメールでそれなりのリプライがあったから、それを実践すればいい。下に押しながら左右にずらすのだ。やった!片方が外れた。だが、もう一方は外れない。しかし、外れたフックの形状を見ると、どう動かせばいいかだいたいわかった。もう一方も外れた。やったぜ!

新しいバルブを装着して、ライトを点灯してみた。ノーマルのままの右と比べて確かに白い、白いぞ。昼間なので「明るい」かどうかはわからないが。

次は右側の交換だ。右側のライトのそばには、ウォッシャー液の注入口があって、せまい作業空間ををさらにせまくしている。説明書にはこの注入口をはずして作業するように書いてあるが、これがまたなかなかはずれない。おまけにしげドンのアーシングケーブルが邪魔をして手を入れにくい。このときほど、しげドンを恨んだことがあっただろうか・・・いやない(反語)。

やむを得ず、アーシングケーブルをはずして再度チャレンジ。がちゃがちゃいじっているうちにウォッシャー注入口ははずれた。コネクターとゴムカバーもはずした。つづいてフックも・・・は、はずれん。ラジオペンチでつまんで押し下げようとしたが、ペンチを持った状態ですきまに手をいれることができない。ぐわ〜〜! しげドンを犠牲にしてまで(してへん、してへん(^^;)ここまで来たのに、どうすればいいのだ。私はデススター上空でダースベーダ―のタイファイターに追い詰められるルーク・スカイウォーカーのように狼狽した。

・・・ルーク・・・フォースを使え・・・

はっ、そうだ、フォースだ、フォースを使うのだ。おお、はずれた、はずれたぞ!ありがとう、オビワン・ケノービ!

・・・というのは冗談として、こんな妄想が頭に浮かぶほど作業はたいへんだったのだ。とにかく、茨の道だったが、なんとかバルブの交換は済んだ。青白く輝くヘッドライトに満足を覚える。あとは夜に走ってみて効果のほどを確かめるだけだ。

私はバルブ交換の先達として、これからバルブを交換しようとしている人たちにこの言葉を捧げたい。

「チャレンジャーよ、フォースと共にあれ!

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よくできた安物

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2002年2月23日(土)

プジョーが好きというより206が好きになって206を買った私は、206以外のプジョーにはさして関心がない。306は好きだったが、モデルチェンジして307に変わったいまとなっては興味の対象にはならない。307は自分にとっては大きすぎる。とくにあの背の高さはダメだ。スタイリング云々ではなく、駐車場が二段式ゴンドラの下段という事情のせいで、あの高さは受け付けられないのだ。数値的にはぎりぎり車庫入れできるのだが、アンテナが引っかかるのは間違いない。スタイリング的には307は、まあ、カッコいいとは思う。だけど、あの手のデザインは206のようなコンパクトカーでは精悍な印象を受けるけど、307くらいの大きさになると、なんとなく、「デカイ顔してるだけ」・・・みたいな印象を受けるのだ。もっとも、これは、307だけではなく、最近のトヨタやホンダからもおなじことを感じるのだが・・・。

プジョーであることにこだわりのない私が次の愛車に考えている車はいろいろあるが、その筆頭にあるのがBMW製のNewミニである。40年以上、世界中で愛されたミニの後継車・・・以前、旧型ミニを所有し、細かいトラブルに悩まされつつも、楽しいカーライフを過ごした身としては、その車が「ミニ」であるかぎり、ローバーが作ろうが、BMWが作ろうが、あるいはトヨタが作ったとしても関係ない。あの楽しかった日々をもう一度!・・・いや、できれば永遠に!

というわけで、Newミニの内覧会の案内が送られてきたのでいってきた。Newミニのことは以前からとても気になっていたので、インターネット経由でいろいろアプローチしていたのだ。ミニのディーラーは元「ローバー名古屋」・・・現在は「ランドローバー名古屋」の隣にできていた。試乗できるかな?と期待しつつ足を運んだが、残念ながら試乗は正式発表以後となるらしい。だが、店内の展示車はじっくり見ることができた。

ミニは変わった。当然のことかもしれないがまったく違う車になっていた。

まずは大きさが違う。現代の基準からすればコンパクトではあるけれど、旧型とはくらべものにならないくらいでかい。運転席に座った感覚は旧型とは全然違う。ハンドルを抱え込むような旧型のドライビングポジションとくらべればはるかにまともになっている。感心したのはペダルレイアウト。右ハンドルの外車にありがちな不自然なオフセットがない。おまけにアクセルペダルが吊り下げ式ではなく、床からはえてるオルガン式だ。フットレストも自然な位置にある。展示車はMT車だったのでクラッチを切ってシフトレバーを操作してみた。おお、短い!シフトストロークが短いぞ! 206の長いストロークに慣れてしまった身には、本当にこれでいいのかと思うほどクイックなのだ。トランクは206よりもせまい。これはちょっとマイナスだな。センターメーターは想像していたよりも大きくて見やすい。内装は隙なく作りこまれていて質感は上々だ。

う〜ん、いいかもしんない。ていうか、めちゃくちゃいいやんこれ。あとは試乗してみてどうか、ということなんだが・・・。

帰り道、206に乗り込むと、ふと、Newミニとくらべて206が安物の車のように思えてきた。いや、実際2年半も206に乗っていると、この車の本質は、「よくできた安物」だと感じることがある。所詮はフランスの大衆車。スタイルには人を惹きつけるものがあるが、実際その中身は安っぽくて古い。しかし、ときにはオーナーを悩ますトラブルを吐き出すけれど、機械的にもコンセプト的にも芯は堅牢でいちばん重要な部分は破綻がない(例外はあるが)。そして付け加えると、その中に少なからぬ趣味性が含まれている。

NEWミニはいい車だ。手に入れたらきっと幸せになれるだろう。だけど、206を買ったときのような衝動はわきあがってこない。あのとき私は旧ミニを手放そうと心に決めていた。だから、206をオーダーするのに躊躇はなかった。NEWミニは欲しいと思う。だけどそれ以上に206を手放したくないという気持ちがあるのだ。

206よ、あと数年は、どんな車が目の前に現れても、俺の相棒はおまえだけだぜ・・・と思いつつ、ディーラーを後にした私は206を奥矢作まで走らせた。

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